- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県鹿角市
- 広報紙名 : 広報かづの 令和7年9月号
■中心市街地の環境に満足している割合 54・9%
前年度を1・0ポイント下回りました。不満を感じる理由として、公共交通機関の不便さや、飲食店など商業施設の少なさによる活気の乏しさなどが挙げられました。
■学校の再編統合が必要だと感じている人の割合 83・1%
市民の8割以上が学校の再編統合の必要性を感じています。
今後は、児童・生徒にとってより良い教育環境を整えるため、学校再編の検討を進めていきます。
■男女の地位は平等になっていると感じる割合 26・5%
令和2年度から0・2ポイント下回りました。
依然として、半数以上の人が「男性優遇」と感じていますが、30歳未満では15・2%が「女性優遇」と回答しており、若年層の意識の変化がうかがえます。
■日常生活で性別役割分担意識を感じる割合 45・3%
男女別に見ると、女性の55・6%が「感じることがある」と回答したのに対し、男性の62・3%は「感じることはない」と回答しており、男女間で意識に大きな差があることが分かります。
■観光資源や魅力について
※以下(1)~(3)は、複数回答
(1)観光客におすすめしたい観光コンテンツ
最も割合が高かったのは、「温泉」33・4%で、次いで「自然景観」、「歴史・文化」、「食」となっています。
(2)観光振興が市の地域経済に役立っていると感じる割合33・0%
市民の半数以上が観光施策の効果を実感しておらず、PR不足といった課題も見られます。観光振興を地域活性化につなげるためには、成果の見える化や市民への情報発信の強化に加え、市民の積極的な参画が必要です。
(3)観光振興により、伝統や文化が保存・活用されていると感じる割合46・2%
本市の伝統や文化が評価され、観光資源としての魅力発信において、市民からも一定の評価を得られていることがうかがえます。
■十和田高校跡地の活用
「市が取得し活用すべき」の回答が3割で、「民間が取得し活用すべき」および「市は取得すべきではない」を合わせた回答も3割でした。最も多かったのは「わからない」であり、市民の理解や関心が深まっていないことがうかがえます。
活用の方向性については、「企業誘致」や「観光・商業施設による賑わいの創出」を求める声が多く、跡地の活用には即効性や経済効果を重視する意識が高いことが分かります。
市民アンケートの詳細な結果は、市ホームページで公開しているほか、各図書館で閲覧できます。
■市の施策について
市が進めている総合計画の32分野の取組方針について、「これまでの満足度」と「これからの重要度」に対して5段階で評価していただきました。それぞれ上位5つをお知らせします。
▽満足度が高い取り組み
1.ごみの適正処理と資源リサイクルの推進
ごみの分別が簡便になり、負担を感じさせないことや、継続的な意識啓発で市民の環境意識が向上しました。
2.心身の健康づくり
検診や感染症対策、健康づくり事業などによって、市民の健康意識の向上が図られた点が評価されました。
3.火災や救急に対する体制強化の推進
迅速な出動態勢により、安全・安心な暮らしを支える体制が整っていることが評価されました。
4.スポーツの力でまちの魅力を高める
全国規模の大会の開催や、充実したスポーツ施設の整備・活用が、市民から高く評価されました。
5.衛生的で良好な生活環境の確保
水洗化の着実な普及や、安全な水道水の安定供給が評価されました。
▽重要度の高い取り組み
1.適切な医療を受けられる体制の整備
出産に関する環境整備を求める意見のほか、医師、看護師の確保に対する意見も出されました。
2.市民等の意欲のある就労・就農への支援
賃上げや高齢者の就労支援のほか、企業誘致による若者の就職先の確保を求める意見がありました。
3.地域ぐるみの子育て支援の充実
子育て・教育への経済的支援の拡充や屋内施設の整備などを求める意見がありました。
4.地域産業の成長を支援
農業の振興をはじめ、産業間の連携強化や、地元企業を大切にしてほしいという意見が多くありました。
5.災害に強いまちの基盤整備の推進
近年の大雪を踏まえ、道路除雪の強化を求める意見が多くありました。
問合せ:政策企画課総合戦略室
【電話】30-0201