- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県
- 広報紙名 : 県民のあゆみ 令和7年9月号
撮影場所:みさきの一軒家(鶴岡市)
キーワード:海から芽吹く、未来の種
宮城からIターンし、今年の春から漁師となった志田圭さんと、庄内の食文化を伝える料理の提供と加工に携わる岡崎雅也さんに、庄内浜の恵みと漁業の魅力についてお聞きしました。
■岡崎雅也(おかざきまさや)さん(鶴岡市)
1980年鶴岡市生まれ、同市在住。株式会社岡ざき代表取締役。大学卒業後、建築業に就職したのち、父親が経営する飲食店「魚亭岡ざき」に就職。現在は料理人として板場に立ち、庄内浜の魚を生かした料理を提供する一方、郷土の魚介や野菜などを加工販売する「みさきの一軒家」を立ち上げ、地域の食文化の魅力を発信している。
写真キャプション:みさきに建つ、料理上手なお母さんのいる家の食卓をコンセプトに、庄内浜の魚介と鶴岡の食材を掛け合わせた加工食品を展開する「みさきの一軒家」。まぐろの尾の身をカレーに仕立てた料理や、由良穴子の佃煮、在来野菜と合わせた料理など、郷土の味を伝えている。
■志田圭(しだけい)さん(酒田市)
1986年宮城県多賀城市生まれ、酒田市在住。趣味の釣りをきっかけに海に魅せられ、国内外のさまざまな漁場を巡ったのち、庄内浜に出会う。酒田市で尊敬する漁師と出会い師事し、移住を決意。1年間の漁業研修を経て、2025年春より漁協の組合員となり、新規漁業就業者としての道を歩みはじめる。
写真キャプション:初めてハゼを釣った瞬間、竿に伝わる力強い引きに体中が震え、海の魅力に心を奪われたという志田さん。現在は、インスタグラムで庄内の魚の魅力を発信しつつ、遊漁船を営むご主人の船に乗りながら実践を重ね、自らの船を持つことを目指している。