- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県
- 広報紙名 : 県民のあゆみ 令和7年11月号
■どうなってるの!?
山形県警察 警察航空隊
警察航空隊は、ヘリコプターに乗ってどんな仕事をしているの?
青い機体にオレンジのラインが走る県警ヘリ「がっさん」。
操縦から整備まで警察職員が担い、空から安心を届けます。
山形県警察航空隊は、警察ヘリ「がっさん」を使って、空から県内を見守る専門チームです。山で迷った人やケガをした人を探して救助し、事件や事故、災害の際は、上空から状況を確認して安全を守ります。出動回数は1年に250回から300回。安全な飛行を支える操縦士と、毎日の点検に加え、ホイストと呼ばれるつり上げ装置で隊員や要救助者の上げ下ろしも行う航空整備士がタッグを組んで、その任務を行います。
「がっさん」は2つのエンジンを持つ力強い機体で、東根市のおいしい山形空港から、酒田市の飛島まで約30分で向かうことができます。警察航空隊の仕事は、まさに空を飛ぶパトカー。県民の安全で安心な暮らしを、空の上から確かなチームワークで支え続けます。
写真キャプション1:平成20年に導入された、世界最速クラスの県警ヘリ「がっさん」。時速250キロメートル以上で飛行できます
写真キャプション2:地上70メートルの高さから最大250キログラムまで持ち上げられる!
●ヒミツポイント
▽プロペラ上部に赤いライン?
回っているプロペラを上から見ると、赤い二重丸に見えます。「がっさん」の上を飛んでいるほかの機体から見えやすくなり、衝突を防ぎます。
▽座席を取り外しできるのはなぜ?
救助のときにはけが人を安全に運ぶため座席を取り外し、パトロールの時には座席を増やして最大8名まで搭乗し、地域の安全を見守ります。
山形県警察本部 警備部警備第二課(災害対策室長兼警備指導官兼航空隊長)
朝岡大輔(あさおかだいすけ)警視
県警ヘリ「がっさん」は、その機動力を生かして上空からのパトロールや、逃走している犯人の追跡などを行っています。また、地上からの救出が難しい山岳遭難では、上空からの救助活動を行っています。日々訓練を積み重ね、これからも県民の安全安心を守ります。
