子育て 村山産業高等学校の今をお届け「村産NOW」

■酒米研究班が「荘内銀行ふるさと創造基金地域貢献大賞」を受賞
純米吟醸酒「花ひかり」は、村山産業高校の前身である村山農業高校が取り組んだ酒米品種「山酒4号(玉苗)」の開発・育種から始まりました。村山産業高校となってから、商業科がラベルデザインを、工業科がノベルティを制作。農業科が栽培・収穫した「山酒4号(玉苗)」を使用し、醸造は株式会社六歌仙の協力を得て、現在の形になりました。農業科・工業科・商業科と地域が一体となった「花ひかり」は、まさに村山産業高校の象徴と言っても過言ではありません。その後も活動は深まり、JGAP認証取得により食品安全の向上と消費者の信頼確保に努めながら、酒粕を利用した「酒カステラ」、酒粕と米粉を利用した「酒粕シフォン」や「酒粕マフィン」を商品化しました。今年の5月3日に行われた旧荘内銀行跡地の複合施設「Sun(サン)+nane(ナネ)」のオープニングイベントでは、「酒粕マフィン」約100個が瞬く間に完売しました。このように、SDGsを意識した発展継続する取り組みにより、地域を活躍の場とする高校生の活動が高く評価されました。なお、今回の授賞対象は県内の52団体であり、授賞式は先月の6月10日、鶴岡市の荘銀ホールで執り行われました。