- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県中山町
- 広報紙名 : 広報なかやま 令和7年6月15日号
■川向地区に伝わる伝統行事 金比羅樽流し
県内で唯一行われており、町の無形文化財に指定されている「金比羅樽流し」が、6月1日川向地区の金比羅堂前で行われました。
中山町川向金比羅樽流し保存会(後藤勇三郎会長代行)主催で毎年6月1日に行っているもので、舟運の安全や、水難事故防止を祈る行事です。前日雨が降った影響で最上川は増水していましたが、無事にしめ縄と酒が入った樽3つが投げ入れられ、祈りを捧げました。
■山形が誇る農業遺産 紅花植栽を学ぶ
紅花文化や歴史を学習してもらうことを目的に、5月8日に長崎小学校、12日に豊田小学校で、紅花の植栽が行われました。
NPO法人黒塀の里山保存会(柏倉和廣理事長)の方々を講師に迎え、紅花の歴史や育て方を学んだあと、「きれいに咲きますように」と、願いを込めながら鉢植えや畑に種をまきました。
講師の井上節子さんは「作業を通して紅花を育てる楽しさと、紅花染めの美しさを知ってほしい。江戸時代から連綿と続いてきた紅花文化を学んで、次の世代につなげてほしい」と話していました。
今後は収穫や紅花染めを行い、紅花への理解を深めていきます。
■長崎小学校・豊田小学校で運動会
5月24日に長崎小学校、5月30日に豊田小学校で運動会が開催されました。応援や歓声が響く中、児童たちは一生懸命に取り組みました。
■ひとなみ看板活動実施 安全運転を呼びかける
レジャーなどで外出の機会が増えるゴールデンウィーク中の交通事故を防ぐため、4月30日の早朝、国道112号沿いでひとなみ看板活動を行いました。
中山町交通安全対策協議会(佐藤俊晴会長)の会員約20名が参加し、国道112号のヤマザワ中山店交差点付近で、安全運転を促す看板やのぼり旗を掲げ、ドライバーに注意を促しました。
参加した山形地区交通安全協会長崎支部長の村山拓さんは「おもいやりを持って運転してほしい。歩行者も手を挙げて渡り、ゆずりあいの精神で交通安全に努めてほしい」と話していました。
■中山町観光大使 春風亭昇りん春の独演会開催
町の観光大使である、岡出身の落語家、春風亭昇りんさんの春の独演会が5月25日、ひまわり温泉ゆ・ら・らで開催されました。
昇りんさんは山形市の郷土料理「すっぽこ」を題材にした創作落語や、酒屋と番屋の役人のやりとりを面白おかしく表現した「禁酒番屋」を披露しました。また、特別ゲストとして六華亭遊花さんが「表札」を披露し、昇りんさんとともに会場を笑いで包みました。
■ご寄附ありがとうございます
小松建設株式会社(小松茂洋代表取締役)より、「なかやまの安心・安全・健幸な暮らしと広域連携によるまちづくりを実現する事業にご活用ください」と町に100万円が寄附されました。
いただいた寄附金は寄附者の意向を踏まえ、町の更なる発展のため大切に使用させていただきます。
■金沢地区環境美化活動 花で地区を美しく
金沢地区で環境整備や地域貢献を目的に、花の植栽が行われました。この活動は金沢子ども会(鈴木祥史会長)、金沢自治会(森谷久男会長)、金沢老人クラブ(渡辺利明会長)が主体となって行ったもので、約20名の子どもたちとその保護者が参加しました。
5月11日の早朝、参加者たちは金沢公民館と羽前金沢駅に分かれ作業を行いました。子どもたちがマリーゴールドやガザニア、バーベナなど色とりどりの花を、傷をつけないよう慎重に花壇に植えたことで、訪れた人を歓迎する美しい景観になりました。