- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひまち 令和7年10月号
■9/20 煩悩を焼き、願いの成就を祈念
不動護摩「市」in東永寺
東永寺(新宿)にて、“不動護摩「市」in東永寺”と銘打ったイベントが開催されました。
会場では主催の登坂尚高さん(若宮寺副住職/八ツ沼)による“不動息災護摩法要”※が行われたほか、露店やワークショップを楽しむブースが設けられました。
炎に手を合わせ、心の内にある思いを静かに見つめる来場者の方々。登坂さんは「このたびは阿部工務店さん協力のもと、辻護摩壇(つじごまだん)を作成いたしました。今後も家内安全、身体健全、心願成就など、さまざまな願いを祈願いたします。お気軽にご連絡を!」と来場者に呼びかけていました。
※護摩法要
不動明王の智恵を象徴した護摩の火で煩悩を表した薪を焼き、煩悩を清浄な願いとして高め成就することを祈念する儀式
■9/23 今年はビンで冷たいワインを提供
朝日町ワインまつり
創遊館芝生広場を会場に“第46回朝日町ワインまつり”が開催され、約900人が町自慢のワインを堪能しました。
温暖化の影響でぶどうの収穫時期が早まり、まつり専用の樽ワインの準備とワインの仕込み作業の最盛期が重なったため、今回からビンで提供することになりました。来場者は入場後、チケットと引き換えに赤・白・ロゼの中から好みのワインを選び、乾杯を合図にバーベキューとともに冷えたワインを味わいました。
快晴のもと、会場にはにぎやかな声が響きわたっていました。
■9/26・10/2 朝日中生の体験学習
果物に触れて学ぶ
9月26日、朝日中3年生が白田和寛さんの園地でぶどうの収穫作業を体験しました。例年は休日に親子行事として行われていますが、今年はぶどうの生育状況の関係で、平日に授業の一環として実施。保護者の協力も得て大収穫となりました。収穫したぶどうは赤ワインとして仕込まれ、6年後の二十歳のつどいで贈られます。
10月2日には朝日中1年生が町のりんご園で、受験を控える3年生に贈る“合格りんご”のシール貼り作業を実施。生徒たちは“合格”と書かれたシールを一つひとつ丁寧に貼り付けました。りんごは11月下旬に収穫し、12月に3年生に贈られます。
■9/27 町の歴史をみんなで学ぶ
太郎塾 開講
町の歴史と文化を学ぶ“太郎塾”が、いもがわ温泉を会場に開催されました。
山形県地域史研究協議会の新関昭男さんが、町の歴史を地元住民と学ぶために企画したこの講座。町史編さん室の齋藤隆さんが講師を務め“朝日町の歴史から学ぶ郷土の文化”をテーマに、町誕生前の歴史や有形文化財について学びました。参加者は「初めて知ることも多く、町の歩みを見直す機会になった」と振り返っていました。
■9/27 朝日連峰のブナ原生林と修験道のルーツを訪ねる
町の自然に親しむエコツアー
町地域活性化起業人の佐藤岳利さんによる自然を生かしたツアーが開催され、県外在住の約20人が参加しました。ツアーでは、NPO法人森づくりフォーラム代表の内山節さんによる講話で自然信仰と修験道の歴史を学び、朝日連峰のブナ原生林を体験。
参加者は朝日鉱泉ナチュラリストの家に宿泊し、倉澤美津子さん(前田沢)が運営する“ガーデン花野”にも訪れ、「地域の歴史を深く知り、ゆったり過ごせた」と話していました。
■10/4 地域とつながる運動会
第78回 かぼちゃ大運動会
宮宿小学校で78回目となる“かぼちゃ大運動会”が開催されました。戦後の食糧難の時代に、地域住民がかぼちゃなどの農作物を持ち寄って賞品としたことが由来のこの運動会。その伝統は今も続いており、健闘した児童たち全員にかぼちゃが贈られています。
当日は、かぼちゃ由来の競技が次々と行われ、全校リレーではかぼちゃをバトンとして使用。児童はかぼちゃを落とさないように気を付けながらも、全力で駆け抜けました。
■10/5 あさひカブミーティング Vol.3 Final
Asahi自然観駐車場を会場に、スーパーカブ※のライダーが集う交流イベント“あさひカブミーティング”が行われました。
今回で3回目を迎え、最後の開催となるこのイベントは、町内出身の長岡翼さんが企画・主催したもの。当日は全国各地からライダーが集まり、約500台ものスーパーカブが並びました。長岡さんはこれまで開催できたことへの感謝を述べるとともに「もともとこの町でカブミーティングを開催することが夢で、それが3回もかなって大満足です」と振り返りました。
※本田技研工業株式会社が製造するオートバイ
