- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県金山町
- 広報紙名 : 広報かねやま No.751 2025年7月号
■豪雨災害へ備えましょう
近年、急激な気候変動により、前例のない巨大な台風や集中豪雨による水害の発生リスクが年々高まっています。県内でも、平成30年の8月豪雨や令和4年の8月豪雨により、各地域で浸水被害が発生しました。昨年8月の大雨では、金山小学校裏の土砂崩れや農地の浸水被害が数多く報告されており、水害や土砂災害は毎年どこかで発生しています。
特に、6月から9月にかけては「出水期」と呼ばれ、前線や台風による豪雨によって水害が発生しやすい時期とされています。この時期には、特に注意が必要です。町民の皆様には、もしもの時に備えて防災意識を高めていただき、日頃から水害や土砂災害に対する事前の備えを行うことが重要です。下記では出水期に確認が必要な内容を掲載していますので、ぜひご覧ください。町民の皆様の安全を守るために、ご一読ください。
◆出水期にチェックすべきこと
○地域のリスクを確認しましょう
洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域など、あらかじめ自分の地域のリスクを把握しておくことが重要です。いざという時には、避難場所へ向かうのか、自宅にとどまるのか、自らの判断で的確な避難行動をとる必要があります。「重ねるハザードマップ(国土地理院)」や「金山町ハザードマップ」を活用し、ご自宅周辺の自然災害リスクや避難所の位置を確認しましょう。また、安全な避難ルートを事前に考えておくことで、万が一の際に迅速に行動できるようになります。身の安全を守るためにハザードマップを必ずご確認ください。
『重ねるハザードマップQR』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
○リアルタイムの防災情報を確認できるようにしましょう
気象庁からの防災情報や金山町からの避難情報(避難指示や高齢者等避難など)をいち早く入手し、的確な避難や安全確保を行うことが重要です。「防災情報ナビ(防災タブレット)」や「キキクル(気象庁)」などのツールを活用して、最新の情報を確認しましょう。特に、災害発生時には迅速な判断が求められますので、事前にこれらの情報源をチェックし、万が一の際に備えておくことが大切です。
『町防災情報ナビQR』『キキクルQR』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
○命を守るための知識を身につけましょう
災害時には、危険の度合いに応じて、町から避難情報(高齢者等避難・避難指示・緊急安全確保)が発令されます。各段階で避難する目安が定められていますので、発令された避難情報応じた行動をとることが出来るよう、準備を行いましょう。
[出水期チェックリスト]
・避難所の場所を確認した。
・避難経路を確認した。
・避難指示や避難勧告の発令基準を理解した。
・自宅の浸水想定区域を確認した。
・土砂災害警戒区域を把握した。
・非常食や水を用意した。
・懐中電灯、電池、ラジオを用意した。
・医薬品や必要な日用品を用意した。
・重要書類(保険証、身分証明書など)をまとめた。
・連絡を取り合う方法を決めた。
・気象庁や防災情報サイトを登録した。
・高齢者や障がい者など支援が必要な方を確認した。
・近隣住民と助け合う体制を整えた。
・避難経路を確認した。
・町のSNSや防災情報ナビを登録した。
・緊急時の連絡先を確認した。
・防災訓練やワークショップに参加した。
チェックリストはあくまで参考です。事前に確認し、準備を整えることで、万が一の際に迅速かつ適切に行動できるようになります。ぜひご活用ください。