子育て 令和8年4月から第二小・手ノ子小・添川小を統合します

■「いいでの森学園」開校までの間の緊急的・段階的な極小規模学校・複式学級解消のための小学校統合が決定しました
教育委員会では、令和8年4月に開校を目指していた義務教育学校「いいでの森学園」の開校延期を受け、開校までの間の極小規模学校・複式学級解消の基本方針を定め、対応策案として「令和8年4月から第二小・手ノ子小・添川小を統合する案」を提案してきました。
この統合方針案に対し、意見募集(パブリックコメント)や意見交換会を通して町民の皆さんから多くの意見をいただきました。こども園からの持ち上がりで学級が形成されることや多数の男女が混在する中でよりよい教育になることを期待するなどの前向きな意見が多数だったことから、統合方針案に概ねの賛同が得られたものと判断しました。
先月開催された令和7年第1回飯豊町議会定例会に教育委員会の統合方針案に沿った飯豊町立学校設置条例の一部改正の議案を提出し、以下の内容で議決されました。

令和8年4月から第二小学校・手ノ子小学校・添川小学校を統合し、第二小学校の校舎を使用する

また、この条例改正では、いいでの森学園を飯豊中学校の位置とした施設一体型とし、開校時期は規則に委ねることも定めました。いいでの森学園の開校時期は、今年度中に町長に決定していただく予定です。
これを受け、教育委員会では、いいでの森学園の開校準備と合わせて、第二小・手ノ子小・添川小を統合するための準備も開始していきます。
第二小・手ノ子小・添川小の統合により、20人程度の学級が確保されることになり、より良い教育効果が発揮できると確信しています。
この学校統合は、これからも続く少子化の潮流の中でも教育の質を向上させ持続可能な学校とすべく、町で唯一無二の義務教育学校になる過程の一つとして捉えていただき、ご理解いただければと思います。
3校統合の準備期間は今年度の1年間となります。子どもたちにとってより良い学校となるよう保護者や学校関係者、地域の皆さまのご協力をいただきながら進めてまいります。

◆義務教育学校「飯豊町立いいでの森学園」開校までの間の極小規模学校・複式学級解消の対応策
◇基本方針
・義務教育学校開校までの間の小学校の極小規模学校対応と複式学級解消に向けた学校体制を令和8年4月より構築する
・第一小と第二小を利用した段階的な学校統合(極小規模学校・複式学級解消)から飯豊中を改修・増築した施設一体型の義務教育学校へ移行していく

◇統合方針
・令和8年4月から第二小・手ノ子小・添川小を統合する
想定される学級数:普通学級6・特別支援学級1
想定される児童数:122人

〈学校統合のメリット〉
・極小規模学校・複式学級を解消できる
・子どもの多くが、すくすくこども園から持ちあがりで第二小へ入学することから幼小間の連携(幼小中一貫教育)が強化できる
・すくすくこども園での交友関係が維持できる
・白椿学童クラブの利用に移動が伴わない
・中津川地区からの通学時間が第一小に比べて短い
・第一小学校児童数(令和8年度の見込み135人)とのバランスがよい
・1学級20名程度で、仲間意識の醸成と学習・諸活動で多様な展開と工夫が期待できる

◇学校統合の留意点
・統合による新しい学校の開校ではないこと(例)「第二小学校」の校名や校歌、校章などを使用する
・統合に対する児童や保護者、教職員の不安をできるだけ軽減できるように、教育委員会が対応を主導する(例)運動着は、保護者負担軽減のため、現在の小学校のものの着用を可とする(校内で種類が混在することを容認)
・統合後、通学距離が前の学校と比べ、著しく遠くならない(危険がない)場合、これまでどおり徒歩で登校することになる(同じ学校の児童との平等性)
・教育課程や学校集金は、第二小の教育課程や学校集金を基本に手ノ子小、添川小を考慮する
・学校運営協議会やPTA、後援会は、手ノ子小学校区、添川小学校区を考慮して組織運営する
・統合校の児童相互の良好な人間関係構築に向け、統合校同士、同学年同士の集合学習(めざみ学習)を意図的に設定していただくように当該校長に要請する

◆児童数推移の見込み(令和7年2月25日現在)

問合せ先:町教育総務課義務教育学校準備室
【電話】87-0518