くらし できることから始めよう 地域での支え合い・助け合い 地域支え合い推進員通信 第38回

◆認知症になっても安心して暮らせる町づくり
認知症になっても、安らぎと喜びを感じられる人とのつながりが保たれ、認知症がある人の暮らしを支える取り組みがあれば、安心して暮らしていけます。そのためには、認知症に対する正しい理解を地域全体に広めていくことが大切です。

◇認知機能障害のために起きる症状
・新しく物事を覚えることや、最近のことを思い出すことが苦手になる(記憶障害)
・考えるスピードがゆっくりになる。家電やATMなどの使い方がわからなくなる(理解・判断力の障害)
・日付や曜日がわからなくなる、知っている人がわからなくなる(見当識障害)。などがあります

認知症の人の心の中は不安でいっぱいですが、自分に起こるさまざまな変化に不安を抱えながらも、自分らしく尊厳をもって暮らしたいと願っています。
認知症の人と接するときは、
・まずは見守る(声かけは必要に応じて)
・相手のペースを守る(急かさない)
・余裕をもって対応する(自然な笑顔)
・やさしい口調で話す
などを意識してみましょう。
本人が安心して暮らせる環境を地域全体で整えていくことが何よりも大切です。

問合せ先:
(社福)飯豊町社会福祉協議会【電話】72-3353
町健康福祉課福祉室【電話】86-2233