くらし 令和7年度当初予算 ウェルビーイング都市を目指した予算編成

少子高齢化・人口減少をはじめとする将来課題を的確に把握し、次世代に負担を残さず次の100年に引き継ぐことができるよう予算編成を行いました。

■〔当初予算〕総額は約2,439億円
今年度の当初予算は、前年度比0.9%減の約2,439億円となりました。
地方公共団体が法律に基づいて継続的に行う事業や、市民生活に密着した行政サービスに要する経費を中心としながらも、時代の潮流を見極め、次の100年に向け「今、必要不可欠な予算」を盛り込んでいます。

会計別当初予算

■〔一般会計〕1,406億5,000万円(8億9,000万円の減)
○歳入(単位:円)

・市税…前年度比25億9,202万円増 5.1%⬆
国の経済対策による個人市民税定額減税の縮小や地価上昇などによる固定資産税、都市計画税の増などから全体として増収の見込み
・国庫支出金…前年度比14億543万円増 5.7%⬆
児童手当国庫負担金などの増加
・地方交付税…前年度比15億7,800万円増 13.2%⬆
DX、防災・減災対策の推進および人件費の増加や物価高への対応などの増加

○歳出(単位:円)

・民生費…前年度比47億6,645万円増 9.1%⬆
児童手当費や施設型・地域型保育給付費、障がい児給付費などの増加
・衛生費…前年度比7億301万円増 6.5%⬆
河内埋立処分場長寿命化事業並びに定期予防接種事業などの増加
・土木費…前年度比15億9,284万円増 9.0%⬆
市街地再開発整備事業(旧寿泉堂綜合病院)、準用河川改修事業などの増加

※令和7年度郡山市一般会計補正予算(第1号)(令和7年3月3日提出)で、歳入・歳出それぞれ8,780万円の減額が議決されました。

■〔予算編成方針と主要施策〕ウェルビーイング都市実現型 課題発見・解決先進都市の創生
令和7年度の主要施策を、SDGsの理念に基づき策定された市政運営の指針である「まちづくり基本指針」における5つの分野別に紹介します。

○産業・仕事の未来
・農商工(福)の融合によるイノベーション創出(3,549万円)
「農福商工連携企業・団体ガイド」に登録されている本市事業者の連携による、6次産業化、製品開発、販路開拓などを産学金官によりバックアップします。
・KORIYAMA発スタートアップをサポート(2,140万円)
・輸出促進・マーケット開拓(1,127万円)

○交流・観光の未来
・郡山市名誉市民 西田敏行展の開催(990万円)
元フロンティア大使の故・西田敏行さんが名誉市民となられたことから、写真や映像の展示などを通じて、西田さんの軌跡や活動を振り返る企画展を開催します。
・県内企業に就職する東京圏の学生を支援(8,063万円)
・文化・スポーツ・観光の融合による戦略的な観光の推進(2,795万円)

○学び育む子どもたちの未来
・DXフル活用型教育環境整備(1億5,470万円)★
中学校に、学習系ネットワーク用アクセスポイントを増設し、教室以外の校舎内のWi-Fi環境を整備します。
・ひとり親家庭に対し養育費の受け取りを支援(375万円)
・1か月児健康診査の費用助成(1,291万円)

○誰もが地域で輝く未来
・スポーツを通じた地域活性化(6,756万円)
市内を拠点とするトップスポーツチームなどが有する資源・知見を生かし、スポーツ環境を充実させ、市民の健康増進や多様なスポーツへの参画を促進し、地域の活性化を図ります。
・高齢者などを対象に帯状疱疹(ほうしん)ワクチンの定期接種を開始(1億6,733万円)

○暮らしやすいまちの未来
・次世代への気候変動対策(7億7,828万円)
市民の暮らしを支える猪苗代湖の将来にわたる保全、照明のLED化や公共施設への再生可能エネルギー設備導入により、気候変動対策を推進します。
・サーキュラーエコノミーの推進(5,218万円)
・市独自の雨量計の増設(1,484万円)

★が付いている事業は債務負担行為(翌年度以降にも支出を行う必要があるため、議会の議決を経たもの)を含みます。

問合せ:財政課
【電話】924-2071