くらし 令和7年度予算~「力強い産業 人が輝く 活力満ちる安心・快適なまち」の実現に向けて~(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県喜多方市
- 広報紙名 : 広報きたかた 令和7年4月号 No.232
■一般会計
令和7年度予算は、市総合計画「きたかた活力推進プラン」で掲げた市の将来の都市像の実現に向けて各施策に係る所要額を計上するとともに、安定的かつ持続可能な財政運営に向けてさらなる歳入確保と歳出削減を念頭に予算編成を行いました。一般会計予算の総額は、266億2,700万円で、令和6年度当初予算と比較して8,100万円の増となりました。
暮らしに身近な「一般会計」の予算は266億2,700万円
市民一人当たり64万2,466円が使われます
(令和7年2月1日現在の現住人口4万1,445人で算出)
▽歳入
▽歳出
▽特別会計予算
●歳入の概要
市民税は、景気は全体的に足踏みが残るものの緩やかに回復しており、給与所得などが増加傾向にある状況を鑑み、個人市民税は増収を見込んでいますが、法人市民税は、事業所数の減の影響などから減収を見込んでいます。固定資産税は、土地について不動産鑑定評価による時点修正に基づく地価の下落が見込まれるものの、家屋については、家屋の平方メートル当たりの価格が上昇傾向にあることから増収を見込んでおり、市税全体では増額となる見込みです。
各交付金は、地方消費税交付金および環境性能割交付金について交付実績および国、県の交付見込を勘案し増額を見込んでおり、交付金全体でも増額となる見込みです。
地方交付税は、普通交付税について、令和6年度算定結果などを基にした基準財政収入額、基準財政需要額の見込みと交付実績を勘案し増額を見込んでおり、特別交付税についても、各種特殊需要により算定するとともに近年の交付実績の推移を勘案し増額を見込み、地方交付税全体でも増額となる見込みです。
国庫支出金は、都市構造再編集中支援事業補助金や児童手当負担金、施設型給付費負担金の増額などにより、全体でも増額を見込んでいます。
県支出金は、農林業施設に係る災害復旧事業費補助金や園芸生産拠点育成支援事業補助金の減額などにより、全体でも減額となる見込みです。
市債は、都市再生整備計画事業にかかる街路債や消防施設整備事業にかかる消防債の増額などにより、全体でも増額となる見込みです。
●歳出の概要
市総合計画に基づく「協働によるまちづくり」、「地域性を生かしたまちづくり」、「だれもが輝くまちづくり」、「交流と連携によるまちづくり」の基本的な考えのもと、各施策にかかる所要額を計上しました。
また、財政の健全化を図るため、ゼロベースから必要性、緊急性、優先度を再点検するとともに、限られた財源を有効に活用する観点から、事業の重点化・選別化を念頭に予算の計上を行いました。
●予算編成の要点
市総合計画で掲げた市の将来の都市像の実現に向けて、義務的経費、経常的経費に加え、市総合計画に基づき重点的に実施する「わくわく喜多方推進事業」、地方創生に向けて策定した総合戦略に位置付けられた事業を実施する「総合戦略事業」、地域の発展に向けた事業を実施する「地域発展推進事業」にかかる経費を計上しました。
また、財政調整基金からの繰入金を計上し、収支の調整を図りました。
主な建設事業として、旧甲斐家蔵住宅整備事業、豊川・慶徳線道路整備事業、橋梁長寿命化整備事業、都市再生整備計画事業(塩川駅周辺地区)など、所要事業費を計上しました。
安定的かつ持続可能な財政運営に向けた財政構造の構築を図る観点から、「喜多方市財政の健全化に向けた取組について」に基づき、歳入確保と歳出削減を図り、予算編成を行いました。