健康 夏本番に熱中症対策
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県喜多方市
- 広報紙名 : 広報きたかた 令和7年7月号 No.235
熱中症は、気温や湿度が高い環境の中で、体内の水分や塩分のバランスが崩れてしまったり、体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまうことで起こります。熱中症になると体温が上昇し、けいれんや頭痛、めまいなどのさまざまな症状を起こし、重症化すると生命に関わります。小さな子どもや高齢者、持病のある方などは特に注意が必要です。
近年は、猛暑が続き、熱中症のリスクが増加しています。「去年も大丈夫だったから」と過信せず、規則正しい食事や睡眠などの体調管理はもちろん、熱中症予防のポイントを押さえて、夏本番に備えましょう。
気象情報や「熱中症警戒アラート」を確認して、熱中症の予防行動をとりましょう。
「熱中症警戒アラート」とは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症の予防行動を促すための情報です。
令和6年度 熱中症救急搬送者数(市内)
7月下旬から搬送者が増加、頻度も増えている
参考:【URL】https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16025a/necchu-02.html#hansouzinin「福島県県内の熱中症救急搬送人員数」
■危険な暑さをお知らせする熱中症の警戒アラート
参考:【URL】https://www.wbgt.env.go.jp/ 環境省 熱中症予防情報サイト
■熱中症予防行動のポイント
□POINT1 のどが渇く前にこまめな水分補給
食事以外に1日あたり1.2ℓの水分摂取が目安です。1時間ごとにコップ1杯、起床時と入浴前後にも水分補給をしましょう。運動、作業を行ったとき、多く汗をかいたときは塩分も補給しましょう。スポーツドリンクなどによる水分補給もおすすめです。ただし、カフェインの入った飲み物は利尿作用が強くなるので避けましょう。
□POINT2 暑さを避ける工夫を
涼しい服装を心がけ、日傘や帽子を活用しましょう。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選びましょう。また、エアコンを使用し、室温と湿度の調整を行いましょう。28度を超えると熱中症の危険性が高まるため、換気を行う際もエアコンはつけたままにしましょう。
ふくしま涼み処(一時的に厚さをしのぐために使用できる休憩スペース)を活用しましょう。
□POINT3 体調管理
日ごろからバランスがとれた食事や睡眠をしっかりとり、体調を整えましょう。
通気性や吸水性の良い寝具を使用し、睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐようにしましょう。
□POINT4 見守り・声かけ
高齢者、子ども、障がい者などに対して周囲の方から声かけをしましょう。
高齢者は暑さや、のどの渇きに対する感覚が鈍くなるため、周囲の見守りが大切です。
問合せ:保健課 健康推進室
【電話】23-5834