- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県相馬市
- 広報紙名 : 広報そうま (令和7年2月1日号)
◆03 はりきゅう汐穏-shion-
佐藤満梨さん(前居住地:宮城県)
○鍼灸(しんきゅう)治療で地元に貢献するのが中学生からの夢
―Uターンした経緯は?
宮城県の専門学校で鍼灸治療を学び、仙台市の治療院に就職しました。その後、知人の紹介で相馬市でも鍼灸治療をするようになりました。最初は、仙台市で勤務しながら、月2回相馬市で治療をしていました。次第に相馬市で治療する割合を増やして、令和6年1月に市内で開業しました。開業に向けてグラデーションを描くように移行していった形です。
―開業で大変だったことは?
準備期間には、開業に向けたノウハウを学びながら、一週間のうち4日間は仙台市で勤務し、残り3日間は相馬市で勤務している時期があり、体力的な大変さはありました。
―鍼灸師を目指したきっかけは?
中学生のとき、けがの治療のためにはり治療を受けて感動したことをきっかけに、鍼灸師になってその素晴らしさを広く知ってもらい、社会貢献をしたい、という夢を持つようになりました。そして、社会貢献をするなら、まずお世話になった地元、特に高齢の方に貢献したいという思いがありました。
○地域のイベントなどで鍼灸治療の良さを伝えたい
―地元で開業して良かったことは?
開業後は、小学校のときの先生が偶然治療に来てくれたり、友人などの紹介でお客さんが来てくれるなど地域とのつながりに助けられていて、地元で開業して良かったと改めて感じました。
また、治療後に目をキラキラさせて体が楽になったと言ってもらえると地域の方にとって役に立てているな、とうれしくなります。
―今後の目標は?
今後は鍼灸治療の良さを伝えたいという思いが一番にあります。
これからは、交流の輪を広げて、市内のイベントなどにも積極的に参加していきたいと思っています。鍼灸の「痛そう」というネガティブなイメージを無くして、体が辛い時に気軽に鍼灸を受けてもらえるようにしたいです。
問い合わせ先:そうま移住定住総合窓口
【電話】32-1337