しごと この「まち」で始める
- 1/42
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県二本松市
- 広報紙名 : 広報にほんまつ 令和7年3月号
市内にお店が増えることで、まちに賑わいが生まれ、活気が出てきます。
数多くある選択肢の中で「二本松で始める」という選択をしていただいた方へ、市ではできる限りのサポートをしていきたいと考えています。
今月号では、市内の空き店舗を活用して創業しようとする方を対象に建物の改修費等の一部を助成する「二本松市創業支援空き店舗等活用事業補助金」を活用して、令和6年度に創業された皆さんをご紹介します。
■空き店舗活用事業とは?
■「にほんまつで始める」方を応援します。
■創業者に話を伺いました!
◆カフェテラス 花ぐるま
二本松市役所のほど近くにある「カフェテラス花ぐるま」。
以前にも同形態で営業していた店舗内には、趣のあるアンティークな調度品が並び、昔ながらの喫茶店の雰囲気が感じられます。
長く飲食店等での調理や経営経験のある店主は、以前から空き店舗活用事業について耳にしていたといいます。店舗の改修や賃貸料に補助を活用できる事を知っていたので、そこから創業へのイメージを膨らませたそうです。
人生最後の仕事を二本松で、そして少しでも二本松を盛り上げられたら、という思いで創業を決意されました。
店舗を構える決め手は、立地条件などいろいろありましたが、初めて店舗を見た時は、すぐに営業できる状態ではなかったそうです。床や壁など改修を全て自分で行うのは大変で、補助制度があったことが創業への後押しになったとのことです。
店主は、「気兼ねなくお越しいただいて、楽しく過ごしてもらえる憩いの場になって欲しい」と店舗の将来について語ってくれました。
◆御食事処 つかさ
二本松へ転入して、市内に家を構えたことをきっかけにできた地域との繋がり。
創業を決意したのは、地域の方の後押しもあった、と店主の永山さんは語ります。元々、ホテルで料理長を務めていた永山さんは、いつか独立したいという思いを持っていました。コロナ禍での創業に対し家族からの心配があった中でも、その思いを実現することができたのは、空き店舗活用事業があったからで、これがなかったら創業はできなかったかもしれない、と話していました。制度を知ったきっかけは、同業者からの「創業するのであれば、市の補助制度を活用したほうがいい」とのアドバイスを受けたことでした。
これからの抱負について、「プロならではの調理を手軽に楽しめる食堂として、お店の名前を二本松に浸透させていきたい。支えてくれている地域の皆さんにはいつも本当に感謝しています。来店をきっかけに地域の人たちのつながりの輪が広がっていけば、私たちも幸せです」と話してくれました。