くらし 地域おこし協力隊奮闘記

■持続可能な地域づくりを目指して
田村市の皆さま、こんにちは。昨年4月より地域おこし協力隊として、仙台市から移住してまいりました菅野智教と申します。現在は地域に点在する空き家の掘り起こしと、利活用を希望される方とのマッチング業務を担当しています。
この1年を通じて、空き家バンクへの登録件数は過去最多となり、空き家問題の大きさを改めて実感しました。現地を訪ねると、そこにはかつての生活や家族の思い出が残されており、空き家一つひとつに物語があることを感じます。
一方で、活用の妨げとなっているのが「物の多さ」です。かつて豊かさの象徴だった物が、今は利活用の障害となり、作業や引っ越しが進まないケースも見受けられました。高齢化に伴い作業が進まないことや、遠方に住まわれているため作業がなかなか進まないのが現状の課題です。
この課題を解決するため、不要になった物を再活用し、地域内で循環させる仕組みを作る新たな事業を立ち上げていきたいと思います。物も人も生かされる持続可能な地域づくりを目指して、これからも活動してまいります。それにはやはり皆さまのお力が必要です。より良い田村市にしていくために、今後の活動のお力添えよろしくお願いします。