くらし 田村市×獨協大学 ちょこっとエコライフ~身近な省エネを実践しよう!~vol.26

◆待機電力ゼロ生活、始めませんか?
みなさんは「待機電力」という言葉をご存じでしょうか?これは、電化製品がオフになっているにも関わらず消費される電力のことです。たとえば、テレビやエアコンなどは、電源を切っていても、リモコンの信号を受けるために常に少量の電力を使い続けています。つまり、電化製品を使っていないのに電気代がかかっている状態です。
待機電力は家庭の年間消費電力量の約5%を占めると言われています。福島県の平均的な世帯では、約291kWhが待機電力と推計され、金額に換算すると約7,350円分になります。特に待機電力が大きい家電は、ガス温水器、テレビ、エアコンなどです。一つひとつの待機電力は微々たるものですが、積み重なると大きな量になります。
待機電力を減らすには使用しない時に主電源を切ったり、プラグをコンセントから抜けばよいのですが、プラグを抜き差しせずに電源のオンオフができる節電タップがお勧めです。ただし、常時通電が必要な家電や、プラグを抜くことで故障する原因になったり利便性が低下するものもあるので注意しましょう。生活に合わせて必要のない時だけ節電タップで電源を切るのがポイントです。最近では、タイマー機能付きのスマートプラグといった便利なアイテムも登場しています。外出中や就寝時に自動で電源をオフにできるので消し忘れを防げます。まずは、できることから始めてみませんか?
(獨協大学国際環境経済学科3年 広瀬・総合政策学科1年 井原)

待機電力の消費電力量の推計根拠や、待機電力を減らすコツはこちらから
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