くらし 私の随想録

今回のライター
影山 文恵さん(和田)
―Kageyama Fumie―

○わたしのいいね!
精神科病院で薬剤師をしています。身体や心の不調はご相談ください

■「子どもは地域の宝」
私は、令和6年度の和田小学校PTA会長を務めさせていただきました。PTA活動は大変なことも多くありましたが、この活動を通して、たくさんの方と出会い、知見を広げる良い機会となりました。
中でも印象に残っているのが、地域の方々の協力です。婦人会からの新入生への手作りのキャラクターペン立てのプレゼントに始まり、運動会にみんなで踊る「みちのく白沢音頭」の指導、消防団による側溝清掃や、ボランティアの方による稲作・ととろ芋の栽培、太鼓の指導などと、子どもたちに貴重な体験をたくさんさせていただきました。
さらに、早朝から学校の草刈に来てくださる方もいらっしゃれば、資源回収のために1年分の資源をまとめてくれている方もいました。毎年11月に行われる剪定作業では、急斜面をものともしないプロの技術を目の当たりにし、感動すら覚えました。
このような経験を通して、地域の方々が「子どもは地域の宝」だと思ってくださっていると実感し、うれしくなりました。
昨年近所に、ふるさと暮らし体験住宅の「和暮和暮」ができ、たくさんの方が訪れています。この施設を利用した方が本宮市に移住したとのニュースも聞きました。
和田小学校は、児童数が減少傾向にあります。この地域でたくさんの子どもたちに育って欲しいと思います。そのためにも、和田地区に移住してもらえるよう宅地の整備などが進むことを期待しています。

「私の随想録」は、今月号をもちましてお休みさせていただくこととなりました。
これまで、ご寄稿いただきました皆さまとご愛読いただきました多くの皆さまに感謝を申し上げます。