健康 ほけんだより

■減塩に取り組みましょう!
福島県民の多くの人が食塩をとり過ぎていることはご存じでしょうか。
福島県の食塩摂取量は、男女ともに全国ワースト2位という状況です。(1日あたりの食塩摂取量:男性11.9g/女性9.9g(※平成28年度))
では、柳津町はどうでしょうか。

◇男女別・年齢別食塩摂取量(単位:g)

(※令和6年度の総合健診(春・秋)の結果より)

◇食塩摂取量 男女別年次推移(単位:g)

(※各年度の総合健診(春・秋)の結果より)

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、
[1日あたりの食塩摂取量の目標値は、男性7.5g/女性6.5g]
であることから、男性の20・30代以外は、目標値を上回っている状況です。

■食塩のとり過ぎは、どうしていけないのでしょうか?
塩分は、食事などから体に入ると、必要な分以外は体の外に排泄されるようになっています。しかし、摂取しすぎると、排泄しきれず、体内に残ることになります。これらが、高血圧の原因になったり、腎臓に負担をかけたり、心臓や脳の血管の病気につながることになります。

■食塩をとりすぎたときに体で起こること

また、塩分摂取の多い食事は、食欲を刺激しやすく、結果として食べ過ぎや高カロリーな食事を摂取しやすくなる、そして、代謝を悪化させ、脂肪が燃焼しにくくなるなど、肥満のリスクを高める可能性があります。

◇メタボリックシンドロームの診断基準別平均食塩摂取量

(単位:g)
(※令和6年度の総合健診(春・秋)の結果より)

このように、減塩は健康を考える上でとても重要です。出汁や香辛料を活用する、香味野菜や食材を活用する、醤油やソースは小皿に取り分けてつけながら食べる、漬物は控えめにするなど、少しの工夫でも減塩につながります。

■食事が変われば、体も変わる
おいしく、楽しく、健康づくりに取り組みましょう。

◇総合健診で尿中塩分が測定できます
柳津町の総合健診では、特定健康診査(40歳~74歳の国民健康保険加入者・社会保険などの被扶養者)・後期高齢者健康診査(後期高齢者医療制度加入者)・基本健康診査(19歳以上で特定健康診査や職場での健康診査などを受ける機会がない方)を受けていただくと、尿中塩分が測定できます。尿中塩分を測定することで、1日あたりの食塩摂取量を推定できますので、現在、自分がどのくらい塩分をとっているかを知るためにも、ぜひ健康診断を受けましょう。
秋にも総合健診がありますので、まだの方は受診をお願いします。

問合せ:町民課保健衛生係
【電話】0241-42-2118