イベント 第36回 巨木を語ろう 全国フォーラム福島・広野大会
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県広野町
- 広報紙名 : 広報ひろの 令和7年6月号
■震災を乗り越え 千年後の未来へおくる巨木
令和7年5月17日(土)、18日(日)の2日間、町制施行85周年記念事業として「第36回巨木を語ろう全国フォーラム福島・広野大会」を開催しました。「千年後の未来へ巨木を継承する」をテーマに、全国から約200名が参加し、盛会のうちに幕を閉じました。
本大会は、東日本大震災の複合災害を乗り越え、広野町の豊かな自然や里山の魅力を全国に発信すること、そして巨木を未来へ継承する意識啓発を目的としています。
1日目は広野町中央体育館にて、遠藤智町長による主催者挨拶、広野昇龍太鼓の迫力ある演奏で開会。宮城大学の小沢晴司教授とゼミ生の皆さんに「震災14年 福島の森は何を見てきたか」と題した基調講演をいただきました。その後、小沢教授をコーディネーターに迎え、「震災を乗り越え 千年後の未来へおくる巨木」をテーマにパネルディスカッションを実施。環境リレーションズ研究所の鈴木敦子理事長、福島県もりの案内人の会代表理事の小松雅喜氏、浅見川ゆめ会議副理事長の阿部孝男氏、広野町観光協会会長の鈴木正範氏にご登壇いただき、それぞれの活動を紹介しながら活発な議論が交わされました。
2日目は町内の巨木を巡るエクスカーションを実施。参加者は2つのコースに分かれ、成徳寺や修行院の巨木、五社山、奥州日之出の松などを巡りました。訪れた先々で、住職の方々から巨木の説明とともに震災の被害状況が語られ、参加者の皆さんは町の自然を学びながら震災復興への理解を深めました。