- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県双葉町
- 広報紙名 : 広報ふたば 2025年4月 災害版 No.167
3月11日招集の令和7年第1回双葉町議会定例会で、伊澤史朗町長が行政報告を行いました。その概要をお知らせいたします。
■12月定例会以降の行政報告
▽石破茂内閣総理大臣町内視察
令和6年12月14日、石破茂内閣総理大臣が伊藤忠彦復興大臣とともに町の復興状況を視察されました。
はじめに、帰還困難区域の石熊地区において、除染土壌や廃棄物の仮置き場とされている農地の現状をご覧いただき、その後、いまだ除染が行われることなく荒廃した農地や住居をご覧いただきました。
意見交換の中で、双葉町における復興はいまだ道半ばであり、令和3年8月に国が示した2020年代をかけて帰還意向のある住民が帰還できるよう避難指示解除の取組みを進めていくとの方針に基づき、引き続き被災者に寄り添った復興を進めていただくよう要望いたしました。
▽双葉町賀詞交換会
1月5日、双葉町産業交流センターにおいて双葉町賀詞交換会を開催し、福島県選出の国会議員をはじめ、県議会議員や行政区長、商工会関係者など各界から多数のご来賓の方々にご出席いただきました。出席された皆さんに対して日頃のご支援に対する感謝を申し上げ、懇親を深めました。
▽双葉町総合美術展・双葉町民作品展覧会
1月10日から12日までの3日間、双葉町産業交流センターにおいて、双葉町芸術文化団体連絡協議会主催による「第35回双葉町総合美術展」及び「第9回双葉町民作品展覧会」が開催されました。昨年に続き、町内で開催することができ、昨年を超える多くの来場者が訪れました。出展された259点の作品は、町民の皆さんをはじめ、町立幼・小・中学校の園児、児童、生徒、さらには、総合美術展は友好町である京丹波町からも出展いただき、来場された皆さんは素晴らしい作品を観覧されていました。
▽双葉町ダルマ市
1月11日、12日の両日、JR双葉駅前において、双葉町ダルマ市実行委員会主催による「双葉町ダルマ市」が開催されました。
恒例のダルマみこしや巨大ダルマ引きが行われたほか、特設ステージにおいては、双葉町芸術文化団体連絡協議会主催による「第34回双葉町芸能発表会」が行われ、JAスマイル大正琴、標葉せんだん太鼓保存会、コーラスふたば、双葉町民謡同好会の4団体が出演しました。また、「双葉町民俗芸能披露」として、前沢の女宝財踊保存会による「前沢の女宝財踊」や双葉町相馬流れ山踊り保存会による「相馬流れ山踊り」も披露されました。さらには、昨年に続き初發神社において、新山、三字、渋川の芸能保存会3団体による「奉納神楽大会」が開催されました。
今回は、友好町である京丹波町から小畑万歳保存会の皆さんによる「小畑万歳」も披露され、ご出演いただきました皆さんにダルマ市を盛り上げていただき、来場者からも多くの拍手が送られていました。
両日ともに天候に恵まれ、延べ3,400名が来場され大盛況のうちに終了しました。
▽双葉町はたちを祝う会
1月11日、双葉町役場において、「令和7年双葉町はたちを祝う会」を開催し、二十歳を迎えられた81名のうち12名が出席されました。式典では、町からの記念品贈呈やミニダルマへの目入れが行われ、代表者4名から「はたちの抱負」として、今後の決意を伺うことができ、大変心強く感じました。
▽復興大臣町内視察
1月15日、伊藤忠彦復興大臣が双葉駅西地区を視察されました。町が「住む拠点」として整備した駅西地区の住宅や生活環境などについて説明いたしました。
▽双葉町立学校生徒海外派遣事業
2月16日から22日まで、昨年度に続き町立学校英語指導助手2名の出身地である英国キングストン・アポン・ハル市及びビバリー町を表敬訪問しました。
今回も昨年度と同様に、双葉町立学校生徒海外派遣事業として双葉中学校の代表生徒5名が参加し、ロンドン近郊で2泊3日のホームステイやオックスフォード大学の見学など、英国の異文化に触れながら国際理解や国際感覚を培うことができました。
また、ハル市では市長と面会し、友好都市締結を願う親書を手渡しました。ビバリー町では副町長と面会し、友好都市締結に向けた覚書を取り交わし、今後も文化的、教育的などの分野において、交流を継続することを約束しました。
▽総合教育会議
3月5日、双葉町役場において、「令和6年度第1回総合教育会議」を開催しました。会議では、町内に設置する新たな学校・こども園の双葉町新学校施設整備基本計画及び令和10年4月開校について承認をいただきました。