- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県双葉町
- 広報紙名 : 広報ふたば 2025年8月 災害版 No.171
■ロンドン大学生との意見交換
7月8日、町内に拠点を構える東北大学と共同研究を進めているロンドン大学の学生が伊澤町長と双葉町の復興について意見交換をしました。
この意見交換の際に秘書広報課の木幡主事が通訳として震災からの経緯、双葉町のまちづくりについて町長の発言を英訳し、ロンドン大学の学生に丁寧に説明をしました。
外国語大学を卒業した木幡主事は「広報業務では英語を使って双葉町の復興を世界に発信したいと思います」と今後の目標を話してくれました。さらなる活躍が期待されます。
■双葉地方町村会要望活動
双葉郡内8町村の首長で構成する「双葉地方町村会」と議長で構成する「双葉地方町村議会議長会」は6月23日、復興庁と経済産業省、環境省、国土交通省、自民党復興加速化本部などの関係省庁に対して要望活動を行いました。
各省庁や党には人的・財政的な支援や帰還困難区域における家屋・土地などに対する方針の明示などを要望しました。
主な要望は次のとおりです。
1 避難地域の復興の実現
・復興・再生に向けた取組の加速化
・中長期にわたる財源の確保等
・被災地に寄り添った支援策等の構築
2 避難地域の復興に必要な財源の確保
・震災復興特別交付税措置の継続
・福島再生加速化交付金等の予算確保等
■加須市議会の町内視察
7月3日、埼玉県加須市議会議員の皆さんが双葉町を訪れ、復興の様子を視察しました。
はじめに伊澤町長から東日本大震災発生後の避難状況や被災状況について振り返り、続いて中野地区の復興産業拠点の企業進出など町内の復興状況について説明しました。
この後、伊澤町長の案内で駅西住宅を視察し、入居が9割近くに上っていることや、令和10年を目標に学校を整備することなどを説明しました。
加須市内には今も350人あまりの双葉町民が避難生活を続けており、手厚い支援をいただいております。
■双葉町消防団基礎訓練を実施
6月14日(土)浪江消防署において、双葉町消防団が基礎訓練を行いました。渡辺浩美団長はじめ20人の団員が訓練に参加し、浪江消防署員の指導のもと、基礎的な礼式、ホースの展張・結合・巻取、放水等の訓練を実施しました。
訓練後、渡辺団長からは、「震災後、団員が全国に避難する中で、一堂に会して訓練する機会がなかった。特に震災後に加入した団員にとっては非常によい訓練になったと思う。町内の居住者が増加する中、有事に備え今後とも継続して訓練を実施していきたい。」と講評がありました。
■第二分団消防屯所解体へ
双葉町消防団第二分団の消防屯所が年内にも解体が始まることから、7月12日、多くの団員が集まって記念撮影やセレモニーを行い、別れを惜しみました。
この第二分団の屯所は、東日本大震災の発生時に停電で電動シャッターが機能せず、開かないという状況に陥りました。そこで団員はシャッターの内側にあった消防ポンプ車を発車させてシャッターを押し上げ、住民の避難活動に向かいました。
震災発生時の危機的状況を生々しく伝える建物であり、団員たちの熱意と汗が染み込んだ消防屯所でした。
2023年8月には新しい屯所が整備され、第二分団は復興が進む町内の防災活動に励んでいます。
■令和7年度 双葉郡スポーツ交流大会結果
7月5日、楢葉町と富岡町を会場に、令和7年度双葉郡スポーツ交流大会が開催されました。双葉町は野球とバレーボール、剣道、バスケットボール、ソフトテニス、サッカーの6種目に出場し、ソフトテニスが優勝、バレーボール、サッカーが準優勝という成績を収めました。当日は大変気温が高くなりましたが、選手の皆さんは、暑さに負けないはつらつとしたプレーで各会場を盛り上げていました。
開会式で令和7年度双葉郡スポーツ協会の表彰が行われ、双葉町から3名の方々がスポーツ功労賞を受賞しました。受賞された方は次のとおりです。
※詳しくは本紙をご覧ください。
競技の詳細は、今月号に同封したふれあいクラブ発行の広報誌をご覧ください。
問合せ:双葉ふれあいクラブ
【電話】0240-23-0120