- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県常陸太田市
- 広報紙名 : 広報ひたちおおた 令和7年11月号
市では毎年2回、財政状況について公表し、市民の皆さんが納めた税金が、どのように使われているのかをお伝えしています。今回は令和6年度決算の概要と令和7年度予算の執行状況をお知らせします。
■令和6年度決算の概要
Q.市の財政は大丈夫?
A.今のところ健全に運営していますが、決して余裕があるとは言えません
自治体の財政状況を示す「健全化判断比率等」は健全な数値ですが、市税などの自主財源が少なく、地方交付税や国県支出金などの依存財源に頼っている状況です。
▽健全化判断比率等(令和6年度決算)

*これらの基準を超えると健全化に向けた取り組みが必要になります。
▽財政力指数 0.41
標準的な行政サービスをするためのお金を、自ら賄える割合
*県内32市中32位(県内市平均0.68)
▽経常収支比率 95.6%
市債の返済など義務的な経費に、市税など経常的な財源が充てられる割合
*県内32市中25位(県内市平均93.6%)
Q.市の貯金や借金は?
A.借金(市債)は増加するものの、それを上回る貯金(基金)の増加
大型公共工事の本格化により、「借金(市債)」は前年度より7億5,366万円増え、今後も増加が見込まれることから計画的な積立を行い、「貯金(基金)」は前年度より10億1,574万円増えました。今後も財政状況を考慮しながら運営していく必要があります。

Q.今後の見通しは?
A.歳入増はあまり見込めず、節約が必要です
人口減少などにより、市税の大幅な増収は見込めない中で、高齢化に伴う医療や福祉などにかかるお金、施設の老朽化に伴う維持・更新、道路の整備などにかかるお金などが増える見込みです。限られた財源を効率的・効果的に活用していく必要があります。
■令和6年度決算の概要
▽一般会計
歳入から歳出を引いた収支13億1,340万円のうち、8億7,477万円を令和7年度に繰り越し、4億3,863万円を貯金しました。
*数値については、万円単位に四捨五入しているため、金額・合計が一致していない場合があります。

