- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県常陸大宮市
- 広報紙名 : 広報常陸大宮 2025年4月号
◆一般会計は合併後2番目の規模の250億6000万円
◇引き続き人口減少・少子化対策に重点を置いた政策を展開
市総合計画の目指すべき将来像の実現に向けて、「人口減少・少子化対策」を最重要課題と捉え、4本の柱を軸とした政策を展開するための予算を計上しました。
重点政策の1つ目である「若者・女性が住みやすく、子育てしやすいまちの実現」では、コンパクトで若者が住みたくなる街並みづくりを進める常陸大宮駅周辺整備事業において、東西自由通路や駅西交流拠点整備に取り組むとともに、子育て世帯の移住・定住促進を目的とした、子育て世帯向け住宅(地域優良賃貸住宅)の建設に着手します。
2つ目の「高齢者の活躍、生きがいづくりの推進」では、高齢者の生きがいと健康づくりにつながる拠点として、道の駅常陸大宮周辺にグラウンドゴルフ場を整備するほか、市民の移動手段の確保や外出機会の創出のため、公共ライドシェアの実証運行を開始します。
3つ目の「学力向上にコミットする教育の推進」では、学習活動支援教職員を配置し、複式学級を解消することで、よりきめ細かな学習活動を実施し、学力の向上を図るほか、国際的視野と感覚を育成するための、中学生英語体験事業にも引き続き取り組みます。
4つ目の「観光を軸とした地域振興」では、やすらぎの里公園ブラッシュアップ推進事業に取り組んでいくほか、御前山ダム周辺活性化事業では、ダム湖面を効果的に活用するため、カヌー発着所の整備を引き続き進めるとともに、御前山ダムを中心に広がる豊富な観光資源の活性化を図ります。
そのほか特別会計は、合計で109億4,840万円(前年度比0.3%増)、上水道事業会計は、24億670万円(前年度比1.3%増)、下水道事業は、23億2,520万円(前年度比1.9%増)となり、全会計予算の総額は、407億4,030万円(前年度比0.8%増)となりました。
・会計別予算額(単位:千円、%)
◇一般会計(歳入)
・歳入予算財源別内訳(単位:千円)
※1 分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入、寄附金、繰越金
※2 地方譲与税、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、法人事業税交付金、地方消費税交付金、ゴルフ場利用税交付金、環境性能割交付金、地方特例交付金、交通安全対策特別交付金
◇一般会計(歳出)
・歳出予算科目別内訳(単位:千円)
○用語解説
・総務費…戸籍管理、税金の徴収や選挙など市役所の全般的な事務にかかる費用
・民生費…高齢者や障害者、児童などの福祉全般にかかる費用
・衛生費…予防接種や健康診査、ごみ処理などにかかる費用
・農林水産業費…農業や畜産業、林業などの振興にかかる費用
・商工費…商工業の振興、観光振興などにかかる費用
・土木費…道路、河川、公園、市営住宅などの整備・管理にかかる費用
・消防費…消防・救急活動、災害対策などにかかる費用
・教育費…小・中学校、公民館、図書館など教育全般にかかる費用
・公債費…市が借りたお金の返済金
◇一般会計 当初予算
市民1人あたりの予算:661,895円(642,717円)
1世帯あたりの予算:1,435,610円(1,419,108円)
令和7年1月1日現在
住基人口:37,861人
世帯数:17,456世帯
( )内は前年度金額