- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県八千代町
- 広報紙名 : 広報やちよ 6月号(令和7年度)
■地域情報の画像提供(ケーブルテレビ)に向けて
八千代町の行政情報等の提供は現在、防災無線、広報やちよなどによりますが、各地を見ますと時代の流れ、住民の要望等により変化しています。
まず、防災無線ですが、これは声の情報提供です。町内に65箇所設置してある屋外子局を使用しています。ところが、屋外子局に近いところにお住まいの方からは「うるさい」、少し離れると「聞こえない」。あるいは話し方がおかしいなどの意見が聞こえます。
次に広報紙でありますが、最近は仕事が忙しくて読んでいる時間がない。文字を見るのが面倒くさい(タイトルを見れば大体わかる)などの意見が聞こえます。ましてや、声や文字だけでは微妙な内容が伝わらない。本当の意味が読み取れないケースがあるという意見もあります。行政としましては、町民の方にぜひ知ってもらいたい、考えてもらいたいと努力をしていますが「要望」というものは、もっと先を行っているように感じています。
発信する情報は、期待や関心を抱いてもらえるものでなくてはならないはずです。なぜなら、日常生活にとって大切な情報を、大切な税金を使用して発信しているからです。
先ごろ、ケーブルテレビ(株)との包括連携協定を締結しました。連携の中身は、ケーブルテレビ(株)のコミュニティチャンネル等を活用した地域情報の発信、災害発生時等の緊急情報の提供、ICTに関する知識や活用する能力の向上に向けた講座、支援活動の実施、情報通信技術を活用した住民支援対策の検討と推進です。
つまり、地域の身近な情報提供を「画像」を使い行う。また、スマホなどの通信機器の使用について講習会を行う、または直接指導を受ける、行政・企業や町民の方がこんな情報がある、貴重な資源がある。お宝情報があるのでPRしたい。こんなことをケーブルテレビで扱ってほしいなどのご要望にお応えする、地域密着型の番組構成が可能となるということです。
ケーブルテレビにより、地域のみなさんが近隣自治体等のさまざまな情報を得る。もちろん八千代町の情報も近隣自治体に放映されますので、広報活動、集客活動にもつながることになります。
12月開局に向けて、必要な作業を進めます。