くらし シリーズまち・ひと・しごと #69

■利根親水公園 古代 蓮利根蓮(とねばす)
―古代蓮の名所「利根親水公園」
平成13年にオープンした「利根親水公園」では、春にはソメイヨシノや陽光桜(ようこうざくら)、初夏になるとアジサイや花菖蒲(はなしょうぶ)、ヒメスイレン、古代蓮(こだいはす)など、たくさんの花たちが園内を鮮やかに彩ります。
今回のシリーズまち・ひと・しごとでは、特に古代蓮の名所として広く知られる利根親水公園の、「利根蓮(とねばす)」についてご紹介します。

―利根町の独自品種「利根蓮」
今から25年ほど前、福木地区の区画整理後の水田に浮かぶ直径4cmほどの丸い葉を、町民の方が偶然見つけたのが、「利根蓮」の歴史の始まりといわれています。この蓮の葉を休耕田に移植したところ、見事に根付き、順調に株を増やしていきました。
やがて、この蓮は日本花蓮(かれん)協会により、桃・一重咲き品種「利根蓮」として正式に登録され、その後、利根親水公園へも植栽されました。現在では、園内一面に咲き誇る利根蓮が、訪れる人々の目を楽しませてくれています。

―利根蓮の見頃は?
一般的に、古代蓮の見頃は「6月下旬から8月上旬まで」とされており、特に午前7時から9時頃には、開いたばかりの利根蓮が最も美しい姿を見せてくれます。
この季節になると、早朝から多くの写真愛好家の方々が利根親水公園を訪れ、朝日に照らされた利根蓮の幻想的な風景をカメラに収めています。

―利根蓮は二度咲く?
利根親水公園の利根蓮は、一シーズンに二度の見頃を迎えるという特徴があります。昨年も、例年どおり6月下旬に第一のピークを迎えたあと、いったん花が散りましたが、7月下旬には再び多くの花が咲き、まさに「二度咲き」と呼ぶにふさわしい光景が広がりました。
開花のタイミングは、天候や気温といった自然条件により、毎年異なるため、ご来園の際は、事前の確認がおすすめです。町公式インスタグラムでは、最新の開花状況を随時お知らせしていますので、ぜひ、フォローのうえ、ご来園の参考にしてください。

利根親水公園の蓮の開花状況を町公式Instagramで発信してます!!
#本紙掲載の二次元コードから開花状況をご覧ください
#トネスタグラム

▽利根親水公園
住所:利根町中谷1628番地
駐車場:あり

■TONE LOTUS WEEK 2025が開催されました‼
今年度は蓮の開花時期に合わせ、6月23日から29日にかけて、古代蓮の魅力を広く知っていただくことを目的に、利根親水公園で「TONE LOTUS WEEK 2025」を開催しました。
期間中は、利根町観光協会が新たに制作したのぼり旗を園内に設置したほか、東屋周辺では、地域おこし協力隊の安藤隊員と地域の方々が協力して作成した「竹風鈴」の飾り付けも行いました。
週末にはキッチンカーの出店や観光協会のドリンク販売が行われ、からあげやかき氷を頬張る子どもたちの笑顔が園内にあふれていました。

▽TONE LOTUS WEEK 2025フォトコンテスト作品募集‼
現在、「TONE LOTUS WEEK 2025 フォトコンテスト」を開催中です。「カシャッと利根親水公園、キラリと宝物」をテーマに、皆さまのとっておきの一枚をぜひご応募ください。入賞された3名には、素敵な賞品をご用意しております。
応募期間:8月24日(日)まで
賞および景品:
・グランプリ 1名…利根町産コシヒカリ 5kg
・準グランプリ 2名…利根町地場産品グルメ詰め合わせ
・とねりん賞 1名…とねりんグッズ3点セット
結果発表:入賞者には、9月下旬頃通知します。
※詳細は本紙掲載の二次元コードから町公式HPをご確認ください