健康 保健福祉センターだより(2)

■11月14日は『世界糖尿病デー』
毎年11月14日は『世界糖尿病デー』です。世界糖尿病デーは世界に広がる糖尿病の脅威に対応するために、2006年に国連で認定されています。
糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなりすぎる病気です。初期には症状がほとんどありませんが、進行すると動脈硬化が進み、脳卒中や虚血性心疾患になりやすくなります。また、3大合併症として網膜症、腎症、神経障害があり、失明や透析につながる病気でもあります。まずは、生活習慣を見直して予防を心掛けるとともに、重症化予防や早期発見のために健康診断を定期的に受け、血糖値を定期的に確認しましょう。

▽あなたはいくつあてはまりますか?
・血糖値が高いといわれたことがある
・肥満気味である
・高血圧といわれて、薬を飲んでいる
・糖尿病の親、兄弟・姉妹がいる
・40歳以上である
・外食が多い
・野菜をあまり食べない
・あまり運動をしない
・車に乗る機会が多い
・妊娠時に尿から糖が出たといわれた

血糖値が高いといわれたことがある方、またはその他の項目がいくつかあてはまる方は、糖尿病の可能性が高いので早急に検査を受け、合併症を起こさないように適切な治療を受けましょう。

■シルバーリハビリ体操 新しい指導士5名誕生!!
県との共催で開催している「シルバーリハビリ体操指導士3級養成講習会」で、今年度も新たな指導士が誕生しました。
「周りのみなさんの健康のために」という志を持って受講され、5日間という講座日程をにこやかに修了されました。
講師は利根町で、すでに長きに渡って活躍されている1級指導士5名の皆さんです。シルバーリハビリ体操指導士は、1級指導士が、3級指導士を養成するという、住民が住民を育てる仕組みで成り立っています。今回受講された方々も、いつかは講師の立場に立ってくださる日も来るでしょう。
今後の地域の体操教室での活躍を期待しています。

■令和7年度茨城県シルバーリハビリ体操指導士感謝状が贈呈されました!
住民参加型の介護予防事業であるシルバー体操指導士養成事業は、モデル事業から始まって20年以上経過しました。そこで永年にわたり、シルバーリハビリ体操指導士として、地域住民の健康づくりや介護予防の推進に貢献された7名の方に、県より感謝状が贈呈されました。
茨城県のシルバーリハビリ体操の発足と共に歩む利根町のシルバーリハビリ体操は、これからも、末永く続くと思います。町としても、シルバーリハビリ体操を応援していきますので、どうぞ皆さま体操教室へご参加頂きますよう、よろしくお願いします。

■みんなに知ってほしい飲酒のこと
~厚生労働省が健康に配慮した飲酒に関するガイドラインを作成~
お酒が全く飲めない人がいる一方で、たくさん飲める人もいます。これは、アルコールを分解する酵素であるADH1Bと、アルコール分解により発生する有害物質アセトアルデヒドを処理するALDH2の、どちらがより活性であるかに関係し、それは本人の遺伝子により左右される先天的な要素です。
一般的に、ADH1Bが不活性の場合、有害なアセトアルデヒドの発生が遅くなるので、お酒で顔が赤くなりにくく、お酒をたくさん飲める傾向にあります。しかしながら、この場合、アルコールが体内に残りやすく、アルコール依存症になる割合が高いことが分かっています。
また、年齢・性別・体質などによって、アルコールが与える影響は異なります。
・20歳代の若者…脳が発達途中であり、健康問題のリスクが高まる可能性があります。
・高齢者…体内の水分量が少ないため、若いころと同じ飲酒量でも、アルコールの影響が強く現れます。
・女性…一般的に、男性と比べて体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量が少ないため、アルコールの影響を受けやすいことが知られています。

※詳しくは、本紙掲載の二次元コードの飲酒ガイドラインをご確認ください。

問合せ:保健福祉センター
〒300-1632 茨城県北相馬郡利根町下曽根221-1
【電話】0297-68-8291【FAX】0297-68-9149