健康 保健福祉センターだより(1)

■令和7年度ヘルスメイト養成講座
利根町食生活改善推進員(ヘルスメイト)は、「食」を通じた健康づくりのサポーターとして、地域に根ざした食育活動やイベントで普及活動をしています。
健康的な食習慣は、健康寿命延伸のために欠かすことはできません。
この機会にご自身、ご家族、地域のために一緒に活動してみませんか。
対象:利根町在住(年齢・性別問わず)
費用:2000円(教材費、3回分の調理実習費)
講座日程:(調理実習3回を含む全5回コース)
(1)12月19日(金)
(2)令和8年1月16日(金)
(3)令和8年1月30日(金)
(4)令和8年2月6日(金)
午前9時30分~午後3時
(5)令和8年2月20日(金)午前9時30分~午後0時30分
申し込み期限:12月5日(金) 定員10名になり次第終了
養成講座では食事や健康づくりに関する知識や技術を学び、受講終了後は利根町ヘルスメイトとして地域での活動に参加していただきます。その他、スキルアップのために定期的に会員対象の研修会を行っています。活動は主に月~金曜日が中心です。
詳細は利根町保健福祉センター健康増進係までお問い合わせください。

■国が推奨する5つのがん検診
国民の2人に1人ががんになり、4人に1人が亡くなっています。しかし、皆さんががん検診を受けることでがんによる死亡を今よりも減らすことができます。厚生労働省では、がん検診の受診率を60%以上とすることを目標に
(1)子宮頸がん
(2)乳がん
(3)胃がん
(4)大腸がん
(5)肺がん
の5つのがん検診を推奨しています。
これらのがん検診は、がんで死亡するリスクを減らせることが科学的に証明された検診で、検査方法や、対象年齢、受診間隔など指針が定められています。
今月号から全5回のシリーズでがん検診についてお知らせしていきます。今月号は『(1)子宮頸がん検診』についてです。
子宮頸がんは、子宮の入り口にあたる「子宮頸部」で発生するがんのことです。若い年齢層で発症する割合が比較的高く、20歳代後半から増加する女性特有のがんです。
子宮頸がんはHPVの感染が原因とされており、主に性的接触により感染し女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。初期のうちは症状がなく、進行するにつれ月経以外の出血(不正出血)や性交時の出血、おりものの変化、腰痛、腹痛などが現れます。

●効果的な予防方法
子宮頸がんで苦しまないために、適切な予防方法を学びましょう。

▽20歳を過ぎたら定期的にがん検診を受診
子宮頸がんの大部分は、性交渉で感染するHPVが原因ですので、性交渉が1度でもあれば子宮頸がん検診を受けることが必要です。
また、性交渉がない期間が続いても発病のリスクはありますので検診を受けることが必要です。
町では、12月1日(月)、2日(火)に集団検診を実施します。(予約は11月11日(火)8時45分から開始)
また、医療機関で使用できる受診券の発行もしていますので、ぜひご利用ください。

▽HPVワクチンによる子宮頸がん予防
HPVワクチンによっていくつかの種類のHPV感染を予防することができます。日本では小学校6年生から高校1年生相当の女性が定期接種の対象です。しかし、ワクチンで完全に感染を防げるわけではないため、検診を定期的に受診することが大切です。

次号は、『(2)乳がん検診』についてお知らせします。

■各種相談 令和7年11月~12月の日程
場所:利根町保健福祉センター

問合せ:保健福祉センター
〒300-1632 茨城県北相馬郡利根町下曽根221-1
【電話】0297-68-8291【FAX】0297-68-9149