くらし 令和7年度 宇都宮市の予算「スーパースマートシティの具現化・深化」を目指して(1)

令和7年度 一般会計当初予算
2,406億3,000万円

本市経済の着実な成長や物価高騰などに適切に対応しながら、将来にわたって成長力を確保できるよう「未来への投資」に積極的に取り組んでいくため、まちの魅力や活力、存在感を高め、新たなまちづくりの担い手の増加や企業の定着を促進する好循環を生み出す「国内屈指の魅力と活力、存在感を備えるまち」の実現を目指すとともに、夢や希望がかなうまち「スーパースマートシティ(※1)」の具現化・深化を果たす予算としました。

■令和7年度予算のポイント
◆本市の活力の源である「人」づくりの推進 568億円
◇子育て世帯の負担軽減
小中学校や保育施設などにおける給食費の支援。

◇乳幼児の健やかな成長
5歳児を対象とした健康診査の実施。

◇高校・大学進学の希望をかなえる支援
奨学金制度の拡充(所得制限の撤廃、対象者の拡大、大学など受験一時金の創設)。

◇児童虐待防止対策の推進
ヤングケアラー実態調査の実施。
児童相談所の設置に向けた検討。

◇子育てしやすい環境の整備
全天候型子どもの活動の場の拡充に向けた検討。

◇教育・保育施設などの供給体制の確保・保育サービスの更なる充実
保育士の処遇改善の実施に伴う保育園・認定こども園などへの給付費の充実。

◇ICT活用授業の推進
児童生徒用1人1台端末の計画的な更新(中学1~3年生)。

◇小中学校などの整備
校舎・体育館の長寿命化工事やトイレ洋式化工事。
中学校武道場への空調設備の導入。
冒険活動センターの大規模改修工事。

◇女性活躍の推進
女性活躍担当専門員の任用。
フェムテック製品・サービスの活用を促進するための企業向け理解促進セミナーの開催。
30・35歳女性への子宮がん検診におけるHPV検査の導入と自己負担額の無償化。

◇スポーツ施設の整備
東部地域における屋内プール整備の検討。
ブレックスアリーナ宇都宮の改修。

◆「魅力ある都市空間」の形成と「公共交通ネットワークのフル活用」 323億円
◇JR宇都宮駅西口周辺地区整備の推進
JR宇都宮駅西口駅前広場整備に向けた検討。

◇都心部におけるまちづくりの推進
大通り沿線の魅力ある景観の創出。
八幡山公園の魅力向上に向けた事業の実施。
民間によるパルコ跡の利活用を契機としたまちのにぎわい創出に係る調査。

◇ライトライン沿線におけるまちづくりの推進
「アークタウン宇都宮」の整備(令和8年3月開園)とオープニングイベントなどの開催。

◇公共交通ネットワークの充実・強化
ライトライン停留場における駐輪場の増設。
JR宇都宮駅西側における軌道事業の特許取得に必要となる「軌道運送高度化実施計画」の策定。
公共交通の乗継利便性向上に向けたモビリティハブ機能の充実。

◇公共交通の利便性向上と利用促進
「市内のどこから乗っても どこまで行っても片道500円」制度の導入。

◇円滑、快適、安全・安心な道路づくりの推進
都心環状線の開通(令和8年3月)。
(仮称)大谷スマートインターチェンジの整備。

◇質の高い上下水道サービスの提供
給水スポット「宮の泉」・「学校版宮の泉」の設置。
PFAS(ピーファス)検査体制の強化。
漏水対策事業の推進。

◆スポーツ・文化・地域資源等を最大限活用した「都市の魅力創出」 19億円
◇「3×3(スリーエックススリー)のまち宇都宮」の推進
「FIBA(フィバ)3×3ワールドツアー宇都宮オープナー2025」の開催(4月)。

◇スポーツを活用した地域活性化
スポーツの新たな価値を創出するための産学官連携によるプラットフォーム「(仮称)みやSOIP(ソイップ)(※2)」の運営支援。
アーバンスポーツ国際大会の開催に向けた誘致活動の実施。

◇個性豊かな観光と交流の創出
ろまんちっく村再整備基本計画の策定。
大谷景観公園の再整備。

◇暮らしに息づく文化の継承・創造・活用の推進
大谷の文化的景観整備活用計画の策定。
指定文化財のアーカイブ化と歴史・文化デジタルミュージアムの開設。
うるま市との文化交流事業の実施。

◆「安全・安心」なまちづくりの推進 72億円
◇行政の危機対応能力・防災意識の向上
避難所の生活環境の向上に向けた自走式水洗トイレカーの導入。
道路監視のさらなる強化に向けた浸水センサ実証実験。

◇総合的な治水・雨水対策の推進
南部地域の公共施設における雨水貯留施設の検討。

◇消防・救急体制の充実
南部地域における災害対応拠点となる南消防署の整備の推進。

※1 「NCC(ネットワーク型コンパクトシティ)」を土台に、「地域共生社会」、「地域経済循環社会」、「脱炭素社会」の3つの社会が、「人」づくりの取り組みや「デジタル」技術の活用によって発展する「夢や希望がかなうまち」のこと。
※2 スポーツオープンイノベーションプラットフォームの略。

問合せ:財政課
【電話】632-2063