くらし すべての市民のより良い暮らしの実現のために
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- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県小山市
- 広報紙名 : 広報おやま 2025年4月号
~誰もが生き生きと暮らし、今後もずっと住み続けたい小山に~
こども・子育てへの切れ目ない支援、公共交通の充実などを重点的に推進し、市民の皆さんが今後もずっと住み続けたいと思える田園環境と都市環境の調和が取れた「田園環境都市おやま」を将来にわたり持続的に発展させていきます。
■令和7年度 小山市の主な取り組みを紹介します
◆もっと子育てしやすいまちへ ーこども・子育てへの支援拡充ー
▽こどもまんなか社会の実現のための体制を強化
出産前から青少年まで切れ目ない支援を行う一元的な組織体制とするため、教育委員会内に、こども未来部と生涯学習部を新設しました。(詳細は6、7ページ)
さらに、市民の声をこども・子育て政策に反映するために、民間の団体などとの連携を進めていきます。
▽妊娠・出産・産後 切れ目ない支援を強化
・産前産後ヘルパー等派遣事業
多胎の妊産婦を対象に、産前産後ケアの知識や技術を習得した産後ドゥーラやヘルパーを派遣し家事や育児の援助を行います。
・妊産婦等見守り生活援助事業
不安を抱える妊婦や出産後の母子に対し、居場所の提供や訪問等による相談支援を行います。
・妊産婦タクシー利用助成事業
出産に伴う入退院及び産婦健診時等に利用したタクシー料金を助成します。
▽「放課後のこどもの居場所」の整備
児童が放課後の時間に学校施設を活用して安心して学びや体験する機会を増やす環境を整備します。先行して市内2校をモデル校として実施します。
▽保育所・学校施設・学童施設の整備
・間々田地区新設保育所(令和8年4月開所予定)
・出井保育所(令和8年10月開所予定)
・新小山城東小学童保育館(令和9年度開館予定)
・学校の特別教室空調設備(令和8~9年度にかけて設置予定)
◆おーバスがますます便利に ー公共交通の充実ー
▽おーバスの路線拡充
・道の駅線の寒川地区への延伸・増便
・絹地区への延伸
・羽川線・大谷中央線・思川駅線の増便
▽キャッシュレス決済端末の導入
全路線で交通系ICカード決済端末機を導入し、小銭不要のスムーズな決済を実現します。
▽AIデマンドバス配車サービスの導入
AIを活用した予約システムを導入し、新たなデマンド交通システムに革新することで、路線バスへのスムーズな接続等、利用者の需要に応じた利便性の高い移動を実現します。
▽おーバスの自動運転実証実験
自動運転技術を活用し、運転手の介入がない「自動運転レベル4」を目指す実証実験を実施し、効率的で持続可能な公共交通網の構築とバスサービスの向上を目指します。
◆もっと住み続けたいと思えるまちに ー安全・安心、文化・スポーツの充実、移住者支援ー
▽JR小山駅周辺の整備
・小山駅東口ペデストリアンデッキ(令和10年度完成予定)
・城山町三丁目第二地区市街地再開発事業(令和12年度完了予定)
▽防災行政無線の増設
災害時に重要な情報を速やかに広く伝え、被害を最小限に抑えるため、絹地区に防災行政無線(屋外スピーカー)を増設します。
▽道路・橋などの修繕
傷んだ道路や橋などの修繕をします。
▽大雨災害等の対策強化
水害の防災減災のために、排水対策の強化を引き続き実施します。
・豊穂川流域等排水強化対策など
▽新博物館・間々田のじゃがまいた伝承館 複合施設の整備
市の多彩な資源・文化と人々をつなぐ交流拠点となり、魅力あふれる小山を将来世代につなぐ役割も担います。
▽スポーツ施設の整備
・弓道場(令和8年度完成予定)
・スケートボード場(令和9年度完成予定)
・サッカー場(令和10年度完成予定)
▽ドッグランの整備
絹ふれあいの郷に続き、小山広域クリーンセンターの開放型調整池(塩沢)に令和7年7月開設を目指して整備を進めます。
▽移住者のための支援金拡充
・地方就職支援金
・若者・子育て世帯田園部移住支援補助金
各事業の問い合わせ先は、ホームページから確認できます。
■市民との共創による持続可能なまちづくり
市制100周年を迎える2054年の本市のあるべき姿を描いた「田園環境都市おやまビジョン」(令和7年3月策定)を踏まえ、すべての市民のより良い暮らし(ウェルビーイング)の実現を目指し、市民フォーラムをはじめとして、市民との共創により、各計画や方針づくりを行っていきます。
※ウェルビーイングとは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味します。
▽「第9次小山市総合計画」を策定します
「田園環境都市おやまビジョン」の実現を図るため、まちづくりの基本理念や多岐に渡る政策ごとの対策について網羅した総合計画策定に取り組みます。
▽羽川大沼周辺地区活性化事業に取り組みます
大沼周辺地区の貴重な水辺環境や平地林等の自然環境を保全・活用し、にぎわいを創出するために、有効な土地利用を図ります。
▽おやまの森・里づくり事業に取り組みます
「小山市平地林保全・管理計画」(令和7年3月策定)に基づき、平地林の保全制度の充実、担い手の育成、保全・管理活動の支援を推進します。