くらし 消費生活センターメモ No.507

◆子どものオンラインゲーム課金に注意!
~保護者の管理責任が問われます~

◇事例
親のスマホを小学生の子どもに使わせていた。無料の範囲でゲームをしていると思っていたら、クレジットカード会社から高額な請求があった。以前入力したカード情報が端末に記録されていたため、課金していたことが分かった。返金してほしい。

◇未成年者取消が難しい場合がある
民法では、未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消すことができます。ただし、子どもが保護者に無断で、保護者のアカウントでログインしたスマホやタブレット端末で課金した場合は、保護者がゲームを行ったとみなされ、未成年者取消が難しい場合があります。日頃から、子どもと一緒にゲーム課金のルールを決めることが大切です。

◇トラブル回避ポイント
(1)保護者や祖父母のスマホ等で遊ばせる場合保護者等のアカウントを使用させない
アカウントにログインした状態で使用すると、パスワードや決済時の設定変更ができてしまいます。

(2)フィルタリングをかけ、ペアレンタルコントロール機能(子どもの利用状況を管理する)を利用する
子どもにスマホ等を持たせる際は、子ども専用のアカウントを作り、保護者のアカウントからアプリのダウンロードや課金を承認管理できる「ペアレンタルコントロール機能」を利用しましょう。

(3)キャリア決済の上限額を低く設定するか利用停止する
(4)端末に登録したクレジットカード情報はその都度削除し、利用明細をしっかり確認する

◆相談窓口
消費生活センター(くらし安全課内)
【電話】0285-84-7830(ハナシテナヤミナシ)
平日 9:00~12:00 13:00~16:00 ※相談料無料