くらし ふるさと納税でクラウドファンディング挑戦中!

那須塩原市では、ふるさと納税の仕組みを利用して、2つのプロジェクトのクラウドファンディングを実施しています。

■日光国立公園・那須塩原の美しい湿原をシカの食害から守りたい!
野生動物、特にニホンジカによる食害で湿原の植物と森林景観が深刻な影響を受けています。
湿原の多様な植物と生態系を守り、未来へ残すため、シカの食害から湿原の植物を守るプロジェクトです。

□湿原で何が起きている?
市内の湿原、特に塩原の大沼園地では近年、ニホンジカを中心とした野生動物による食害が深刻な問題となっています。
かつて、大沼園地一面に生育していたエゾミソハギをはじめ、多くの貴重な植物が激減しており、湿原生態系が失われることが懸念されています。また、周辺の散策路ではシカの食害によって林床の植物が失われて、表土の露出が進んでいます。森林景観が悪くなるだけでなく、露出した土が雨で流れ込み、湿原を埋めてしまうことが懸念されています。

□湿原の自然を未来へつなぐために
野生動物による食害を防ぐため、市は令和6年に湿原の周辺に「シカ侵入防止柵」を設置しました。
自然の中に設置された柵は、ネットの破損や支柱の劣化は避けられません。柵を適切に維持しなければ、食害によって減ってしまった植物を復活させることは困難で、定期的な点検や修繕などの維持管理が必要不可欠です。
美しい湿原の自然を未来へつなぐため、ご協力をお願いします。

□いただいた寄付の使いみち
シカ侵入防止柵の維持管理
・ボランティアが補修するネットや支柱などの材料購入いただいた寄付の使いみち
・ボランティアが点検や補修に使う道具の購入
・ボランティアでは難しい柵の修理や工事
湿原の植生が回復しているか、定期的に確認するモニタリング調査

■犬猫の避妊・去勢で、人も動物も安心して暮らせるまちにしたい!
望まない繁殖を防ぎ、多頭飼育崩壊や放浪犬の問題やそれに伴う近隣トラブルの解決により、人も動物も安心して暮らせるまちを目指すプロジェクトです。

那須塩原市では、年間約650頭の犬猫に対して避妊・去勢手術の助成をしています。しかし、予算に限りがあるため、残念ながら全ての申請に対して助成できていないのが現状です。

□犬猫が増えるとよくないの?
猫は年に3回出産ができ、1度に5~7匹の子猫を産みます。成長した子猫は6ヶ月で出産ができるようになります。これが繰り返されると、飼い主が世話をしきれなくなる「多頭飼育崩壊」が起こり、飼い主のいない猫がどんどん増えてしまいます。その結果、糞尿の臭いやひっかき傷などで、ご近所とのトラブルにつながることも少なくありません。
また、犬については、避妊・去勢手術をしないまま飼育放棄された「放浪犬」の目撃情報やトラブルの報告も増えています。

□手術でトラブルを予防
こうしたトラブルを防ぐためには、捕まえるだけでなく、放浪犬や飼い主のいない猫を増やさないための予防策が重要です。そこで、避妊・去勢手術が大きな役割を果たします。
避妊・去勢手術には、望まない妊娠を防ぐだけでなく、動物たちの病気の予防や、攻撃的な行動を抑える効果も期待できます。

□人も動物も安心して暮らせるまちを目指して
市では、避妊・去勢手術への助成事業を通じて、多頭飼育崩壊を防ぎ、人と動物が安心して一緒に暮らせる環境づくりを進めていきます。
不幸な犬や猫をこれ以上増やさないために、より多くの人へ助成金を届けられるよう、ご協力をお願いします。

□いただいた寄付の使いみち
・飼い主のいない猫の避妊・去勢手術への助成犬の避妊・去勢手術への助成
・犬の避妊・去勢手術への助成

■プロジェクトに寄付するには
「ふるさとチョイスGCF」のホームページから寄付ができます。
詳細は、各プロジェクトのホームページを確認してください。
・目標金額:各100万円 ※目標金額達成後も、期間中は、継続して寄付を募集します。
・募集期間:10月7日(火)まで
・市民も「ふるさと納税」として税控除の対象になる! ※自己負担分2,000円を除く。

□ふるさと納税型クラウドファンディングって?
自治体の課題解決や地域の活性化のため、ふるさと納税の仕組みを使って行うクラウドファンディングです。
従来のふるさと納税よりも、寄付金の使い道をより具体的なプロジェクトとして選べるのが特徴です。

問い合わせ:[本]ネイチャー ポジティブ課
【電話】0287-62-7141