くらし なるほど!介護保険 第7回(全12回)

◆おしえて!ケアマネさん
今月はサービス利用料に関する疑問について、身近なケアマネジャーがお答えします。

◇利用者負担について教えてください。
介護サービスにかかった費用の1割(一定以上所得者は2または3割)が自己負担額となります。居宅サービス利用の場合、利用できるサービス量(支給限度額)が要介護度別に定められています。

仮に、要介護3で1割負担の方が限度額までサービスを利用した場合、1カ月あたり約2万7千円が自己負担額となります。

◇負担割合証の有効期限が7月末です。更新手続きは必要ですか?
「介護保険負担割合証」は要介護認定を受けた方に交付されるもので、更新手続きは不要です。住民税課税状況や世帯の人数によって負担割合が決定し、7月下旬に自動更新で交付(郵送)されます。

◇利用者負担の軽減はありますか?
所得に応じた区分により軽減制度が設けられています。

・特定入所者介護サービス費
施設入所者等の方で、所得や資産等が一定以下の場合、負担限度額を超えた居住費と食費の負担額が現物給付されます。利用には町へ申請が必要です。既に認定を受けている方も8月末までに町の窓口で更新手続きをしましょう。

・高額介護サービス費
月々の利用者負担額の合計額が上限額を超えた場合、超えた分が支給されます。該当者には通知が届き、支給を受けるためには町に申請する必要があります。

◇ケアマネジャー 津田昌則さん(広谷地)
負担割合証や負担限度額認定証はサービス利用時に必要なので、提示できる状態で保管しておきましょう。適切な給付を受けるためにも、介護保険の通知が届いたら早めに開封し、町での手続きが必要かどうか、内容を確認してみてください。

問合せ:保健福祉課介護保険係
【電話】72-6910