健康 子育て・ほけんだより

◆9月10日〜16日は自殺予防週間です
自殺予防週間は、自殺について正しく知り偏見をなくすとともに、命の大切さや自殺の危険を示すサインまた危険に気付いたときの対応方法などについても理解を深めるものです。
自殺を図る人の多くは、何らかのこころと体の不調や病気(うつ病など)を抱え、周囲にサインを出しているといわれています。
自分自身や身近な人のこころのサインに気付くことが、いのちを守ることにつながります。

◇こころのサイン
・毎日の生活に充実感がない。
・これまで楽しんでいたことが楽しめなくなった。
・以前は楽にできていたことが、今ではおっくうに感じられる。
・わけもなく疲れたような感じがする。
・なかなか寝付けない。または眠ってもすぐに目が覚めてしまう。
・自分が役に立つ人間だと思えない。
・表情が暗くぼんやりしている。
・遅刻や欠勤が続く。
・周囲との交流を避ける。

◇こころが元気でいるために
話す、泣く、笑う、怒るなどの素直な気持ちを信頼できる身近な人に話してみましょう。泣きたいのを我慢したり、つらいのに普通にしようとしたりしなくても大丈夫です。

◇こころの健康相談日(要予約)
抱えきれない心の重荷をカウンセラーがお聞きします。どんなことでもかまいません。相談することで少しほっとするかもしれません。秘密は守ります。
日程:9月19日(金)
時間:午前10時、11時、午後1時、2時、3時(1時間程度)
場所:ゆめプラザ・那須

予約・問合せ:保健センター
【電話】72-5858

◇電話相談
・こころのダイヤル【電話】028-673-8341
平日の午前9時〜午後5時(年末年始休み)
・栃木いのちの電話【電話】028-643-7830
(365日24時間)
・こころの相談@とちぎ
※二次元コードは本紙をご覧ください。

◆9月24日〜30日は結核・呼吸器感染症予防週間です
◇呼吸器感染症に関心を持ち続けましょう
世界で新型コロナウイルス感染症により亡くなった方は360万人、結核により亡くなった方は160万人でした。毎年多くの方がこれらの呼吸器感染症で命を落としています。
新型コロナウイルス感染症はパンデミック(世界的流行)を起こしやすく、今後も繰り返されることが予想されます。
次のパンデミックへの備えとして大切なことは、私たち一人一人が感染症に関心を持つことです。呼吸器感染症はマスク着用を含む咳エチケット、手洗いや換気などにより予防することができます。生活の中でできる基本的な予防方法を続けながら、関心を持ち続けていきましょう。

◇長引く咳(せき)、痰(たん)、熱などの症状は結核の可能性があります
結核は、かつて「国民病」と恐れられ、死亡原因の第1位でした。その後、薬を飲めば治る病気になりましたが、令和6年は栃木県で127人が発病しています。これまで結核患者の多くは70歳以上の高齢者でしたが、ここ数年の県北地域では外国で結核に感染し、来日後に発病する若者が増加しています。
結核は、長引く咳、痰(血痰)、熱などが主な症状です。気になる症状があるときは、医療機関を受診してください。
※住民健診については、お住まいの自治体にお問合せください。

問合せ:県北健康福祉センター健康対策課感染症予防チーム
【電話】0287-22-2679