くらし 市長コラム 新しい行田へ

■第17回「マイカーだけに頼らない社会を目指して」

行田市はマイカー社会。私自身も、プライベートではマイカー移動です。といっても、行く場所はだいたい決まっていて、日々の食材を買うスーパーが断トツの1位。次が日用品を買いにドラッグストア、そしてJRの駅、意外と行くのが古代蓮の里と、もっぱら市内の決まった場所に限られています。そんな私でも、運転できなくなったときを想像すると、行動範囲がかなり狭まる感じがします。行田市での自動車運転免許の自主返納の状況は、平成26年は115人でしたが、令和5年では308人の方が自主返納をしています。マイカーに乗れなくても高齢者がいきいきと過ごせるまちにしたい。そのための地域公共交通の改善は、現在、市政の一大テーマとなっています。
私が市長に就任して3日目に、国土交通省の自動車局長・鉄道局長を歴任された奥田哲也さんとお会いし、行田市の政策特別顧問への就任をお願いしました。知見や人脈に富んだ方のお知恵を徹底的にお借りすることが近道と思ったからです。奥田さんの助言を頼りに、担当職員がひたすら他市の事例を学んで、今年1月6日から、乗合型AIオンデマンド交通「うきしろ号」の実証運行が始まりました。市民の皆さんならどなたでもご利用いただけますので、まずは、ご利用いただいて感想などお声をお寄せください。
2月下旬からは、ご高齢の方が通っている場所への無料送迎が始まりました。「やすらぎの里」や「永寿荘」、「南河原荘」、さらにはいきいきサロンの会場となる公民館や集会所など、順次、目的地を広げていきます。
市内外の人の行き来を活発にし、行田の経済を元気にするためにも地域公共交通は重要です。昨年12月には「日本版ライドシェア」、3月下旬には電動自転車をシェアポートから自由に乗り降りできる「シェアサイクル」が始まる予定です。いずれも市と連携した民間会社の事業です。
「マイカーだけに頼らない社会」への小さな一歩を踏み出しました。どうぞ、皆さんのお声をお聞かせください。

行田市長 行田邦子