くらし おいしく、たのしく、健康に

【あなたのからだは、あなたの食べたものでできている】
私たちのからだは、食べ物から受け取るパワー「栄養」に支えられています。お魚、たまご、野菜にきのこ…。いろいろな食べ物の栄養を組み合わせることで、けがや病気に負けない「健康」なからだをつくることができるのです。

【大切なのは栄養のバランス】
あなたやあなたのご家族が、心身ともに健康で、いきいきと暮らすには「食」がとても大切です。
ライフスタイルが多様化し、食生活も変化しています。時間に追われたり、他のことを優先して、不規則で偏った食事になっていると感じたことはありませんか。
健康的な食生活に大切なのは、バランスのよい食事を無理せず楽しみながら続けること。気づいたときが始めどき、遅いということはありません。
ボランティアの方と一緒に作った「加須市オリジナルレシピ」は、栄養バランスとおいしさの両方にこだわった健康的なメニューになっています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

◆からだが喜ぶ加須市オリジナルレシピ
栄養たっぷり。からだ温まる―冬やさいの養生スープ

○材料(4人分)
鶏もも肉…80g

A
大根…120g(1/8本)
人参…60g(1/3本)
れんこん…80g
玉ねぎ…100g(1/2個)

ごぼう…60g
しょうが…25g(1片)
にんにく…20g(2片)
鶏ガラスープの素…大さじ1
水…1ℓ
クコの実(あれば)…お好み

○作り方
(1)鶏もも肉は一口大に切る。Aはよく洗って大きめに乱切り、ごぼうは斜め切り、しょうがとにんにくは薄切りにする。
(2)鍋に水800ミリリットルと1を入れ、火にかける。沸騰したら、フタをして弱~中火で野菜がやわらかくなるまで煮込む。水200ミリリットルと鶏ガラスープの素を加え、再び煮立たせる。器に盛り、クコの実を添える。

※オリジナルレシピ約60種類を市ホームページで公開中

【私たちの健康は私たちの手で】
市主催の定例研修で、市オリジナルレシピなどから健康のポイントを学び、それを活かして自分たちで実践したレシピを、各会員が地域に広めています。
会員との交流を楽しみながら、おいしく健康的なレシピを学べるのが、活動の魅力だと感じています。
※ご興味のある方は、いきいき健康医療課まで

【塩分ダウン⤵で健康アップ⤴ 加須市減塩プロジェクト】
高血圧の方が多いのが加須市の健康課題。その解決を目指して、減塩の取り組みを推進しています。

埼玉県民の 食塩 摂取量の平均値(20歳以上)

出典:令和元年国民健康・栄養調査

◆食塩をとり過ぎると…
(1)血液の塩分濃度を下げるため水分が増えて血液量が増える
(2)血管にかかる圧力が増し、高血圧の状態となる
(3)動脈硬化が進行し、脳卒中や心臓病などの大きな病気になるリスクが上がる

◆無理せず、おいしく!減塩のポイント
○食塩1日ー2g+野菜ひと皿
・減塩の調味料を使う
・麺類の汁は飲み干さない
ラーメンの汁を半分残すと約2g減塩に
・調味料は「かける」→「つける」
塩分量を3分の1に減らせます
・野菜や果物に多く含まれるカリウムには、余分な塩分(ナトリウム)を体の外に出す働きがあります。
※通院中の方は医師の指示に従いましょう。

◆目指せ-2g 身近な料理の食塩量
・しょうゆラーメン(汁を含む)…約5.6g
・カレーライス…約3.3g
・焼き鮭…約3.0g
・ハンバーガー…約1.9g
・豆腐とわかめのみそ汁…約1.7g
・トースト(8枚切り)…約0.6g
※作り方や商品により食塩量は異なります。目安としてご活用ください。
出典:栄養バランスまるわかりガイド(東京法規出版)

【たのしみながら、おいしい食生活を続けよう】
◆「食」から「健康」を考えてみませんか
○栄養「ま」んてん「ご」はんの減塩弁当「まご弁」
「まごわやさしい(豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、芋)」食材を使い、産学官連携で作った減塩弁当です。(食塩相当量1.49g)
※高血圧予防のための1日当たりの食塩摂取目標量は、成人男女共に6g未満。

○食のボランティアはじめて講座
食生活改善推進員を養成する講座です。自分や家族、地域のために楽しく学び、健康の輪を広げてみませんか。

○生活習慣病予防のさまざまな取組
高血圧や糖尿病などをテーマに、健康レシピの料理教室や現役医師による出前講座を開催しています。

問合せ:いきいき健康医療課(加須保健センター内)
【電話】0480-62-1311