くらし 市長コラム

私のモットーは「継承と革新」です。行政の継続性を重んじたり計画行政を進める一方で、変化の中で新たな課題やニーズに的確に対応していくためには、慣例や前例にとらわれない新しい取り組みや工夫も必要だという意味です。しかし、この二つは表裏一体だとも思っています。
さて、各町内会のお囃子の練習の音を聴くと「どんとこい祭り」を思い出し、夏が来たなと実感します。先日、山車の上で加須地域の夏祭り「どんとこい祭り」を彩る武州加須囃子保存会の総会で「伝統を守り継承していくためには、若い力や新しい取り組み、革新も必要です。皆さんのご尽力に感謝申し上げます。」とあいさつさせていただきました。伝統を守り継承するということは、常にプロセスとしての革新を続けることと表裏一体です。
私は、副市長を3期12年、市長になって3年ですが、この15年を振り返ると、副市長時代にできなかったことや課題として残されていたことを中心に、さらに新たな課題にも対応しながら、市民の皆さんの「安全・安心・未来」のために全力疾走してきた15年だったと思います。
「新しい酒を入れるのは古い革袋じゃないだろう!」と吉田拓郎か誰かが歌っていましたが、私は古酒も古い革袋も大事にしたいと思います。

伝統と未来!継承と革新!

加須市長 角田守良