- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県羽生市
- 広報紙名 : 広報はにゅう 令和7年3月号
Kazuki Shiraishi 白石 一貴さん
(東3丁目、37歳)
羽生のここが好き:大天白公園です。落ち着いた雰囲気が好きで、散歩をすると園内に咲く四季折々の花や緑に心が癒されます。
次の方へ:小学校時代からの先輩で、誰に対しても優しく穏やかな性格の持ち主。市内で衣料の縫製業を営む、小川啓之さんを紹介します。
■書の世界に魅せられて東洋古来の精神を次世代に
市内で書家として活動する白石一貴さん。作品制作の傍ら、書道教室の経営やデザインの仕事をしています。幼い頃は野球少年だった白石さん。野球一色の毎日でしたが、高校時代、書道の授業で紹介された作品に感銘を受け、書の道を志しました。新潟の大学に進学し書道を専攻すると、大学院では書家の歴史を研究しました。院を修了後、埼玉に戻り2年間、高校で書道の教師として働きましたが、書家業に専念するため退職。27歳の時、都内の展示即売会で書家デビューしました。同年に書道教室も開業しながら、現在は展覧会等で、年間約5作品の頻度で発表しています。
白石さんは、墨の磨(す)り方、筆や半紙等、道具の取り扱い方の中に、東洋古来の精神性が込められていると話します。「便利な時代だからこそ、あえて不便さを取り入れ楽しむことで、創意工夫が生まれます。また、物を大事に扱うことで、人に対しても思いやりの心を育てます」
白石さんは、書道教室を始めて、多くの人と繋がりができました。「偉大な書家『三村秀竹』を生んだ羽生には、文字文化の素地が整っています。故郷に誇りを持ち、羽生を書のまちとして盛り上げ、若い人に書道の楽しさを広めていきたいです」と思いを語ります。白石さんは書道を通じ、古き良き文化や精神を次世代に伝えていきます。