イベント 【特集】今年で四百年 想いをつなぐ 羽生てんのうさま夏祭り

■Information
開催日時:7月12日(土)13時~21時
会場:プラザ通り・松原通り
※13時~21時30分の間、会場内は車両通行止めとなります。

羽生てんのうさま夏祭りが今年で四百年を迎えます。夏祭りの起源や由来に加え、各町内のみこしと山車(だし)、夏祭りに想いを寄せる人たちを紹介します。
羽生てんのうさま夏祭りは、元は八雲(やぐも)神社(本紙写真(3))の例大祭で、みこしの渡御(とぎょ)が始まったのは、江戸時代初めの1625(寛永(かんえい)2)年からとされています。八雲神社には、素戔嗚命(すさのおのみこと)(牛頭天王(ごずてんのう))と呼ばれる神様がまつられており、この神様の御魂(みたま)を乗せたみこしが、町内を練り歩くことで、人々の無病息災を祈願しました。「てんのうさま」の名前の由来も、この牛頭天王から来ているとされています。現在、夏祭りの開催日は、八雲神社の例大祭が行われる7月7日を過ぎた次の土曜日が慣例となっています。
夏祭りのみこしの渡御は昼と夜に行われ、昼は「おんな天王」と呼ばれる一回り大きな宮みこしの渡御(本紙写真(1))。夜になると各町内の11基のみこしと2台の山車が市内を練り歩き、見ている人を盛り上げます(本紙写真(4))。また、市内の郷土芸能保存会の奉納などもあり(本紙写真(2))、見どころがたくさんあります。
羽生市が一年で最も熱く燃える一日。
皆さんぜひ、お出かけください。

■各町内のみこし・山車(だし)の紹介
18時からのまちみこし渡御で担がれる11町内のみこし・山車を紹介します。
大和町(やまとちょう)みこし
東大和町(ひがしやまとちょう)山車
上町(かみまち)みこし
本町(ほんちょう)みこし
愛町宕町(あたごちょう)みこし
東町(あずまちょう)みこし
旭町(あさひちょう)みこし
旭町(あさひちょう)山車
一丁目(いっちょうめ)みこし
元町(もとまち)みこし
相生町(あいおいちょう)みこし
栄町(さかえちょう)みこし
神輿連合(みこしれんごう)みこし

■Interview01
▽祭りが地域と人をつなぐ
幼い頃、祖母が小豆を煮て小麦粉でまんじゅうを丸め、赤飯と一緒にかまどでふかしていたのを覚えています。食卓にこのいがまんじゅうとキュウリが出てくると「あぁ、夏祭りがくるんだ!…」と、心がワクワクしたものです。今年、てんのうさまの夏祭りみこし渡御が始まり400年となります。生まれ育ったこのまちで、記念すべきこの年に宮元総代として夏祭りを迎えることは、感慨深いものです。先人が築いてきた伝統や文化を、子や孫に伝えていくことが私たちの役目だと考えています。羽生のまちに暮らす皆さんの無病息災を願い、みこし渡御400年を心から祝いたいと想います。
宮元総代
島田和晴さん

■Interview02
▽祭りの日は特別な一日
大の祭り好きだった亡き父の影響で、小学生の頃からみこしを担いでいます。飲食店を営んでいた父は、祭りの日になると店を閉め、市内外から声を掛けたみこしの担ぎ手を迎え入れていました。私にとって祭りの日は、一年で最も特別な日です。今年もみこしが上がるよう、父が築いてきた絆を受け継ぎ、祭りの伝統と魅力を次世代へ伝えていきます。
手塚梢さん

問合せ:市観光協会
【電話】562-6115