健康 今日のごはんは明日のげんき! ~笑顔でつくる健康なまち 深谷~

■山の恵み『タケノコ』で春の訪れを実感しましょう!
皆さんは、タケノコをどのような料理で食べますか。だしで香り豊かに炊き上げたご飯、炒め物、焼き物、煮物など、どれも春の食卓を彩る一品です。シャキシャキとした食感と独特の苦み・風味は唯一無二の食材といえます。
タケノコの栄養成分としては、カリウムと不溶性食物繊維を含むことがあげられます。カリウムは塩分の排出を助け、食物繊維は水分を吸収して便のかさを増やし、便秘を改善することが期待できます。タケノコを加熱して切った時に、白い粉が付いていることがありますが、これはチロシンというアミノ酸の一種が結晶化したものです。チロシンは、神経伝達物質(ドーパミンやアドレナリン)の原料になりますので、洗い流さずに食べても問題ありません。
皆さんになじみのある孟宗竹(もうそうちく)は春が旬ですが、秋が旬の四方竹(しほうちく)もあります。水煮タケノコは一年中購入できますが、ぜひ、採れたての生タケノコのおいしさを五感で楽しんでみてはいかがでしょうか。

東都大学 管理栄養学部 管理栄養学科 教授
佐藤典子(さとうのりこ)さん

■キレイ・元気を応援します! No.130
○食欲をそそる彩りの良い一品です
『タケノコ炊き込みご飯』

[おすすめポイント]
・火を使わず炊飯器で簡単に作れます
・具だくさんでさまざまな食感が楽しめます

[栄養価(1人分)]
エネルギー:323kcal
たんぱく質:8.1g
脂質:2.5g
炭水化物:66.2g
塩分:1.8g

[材料(3~4人分)]
・米2合
・タケノコ(あく抜きしたものか水煮)150g
・油揚げ1枚
・ニンジン1/4本
・シイタケ2個
A:
・濃口醤油大さじ2
・みりん大さじ2
・酒大さじ1
・顆粒だし小さじ1

・小ネギ適量

作り方
(1)米を洗い、30分程水に浸しておく。
(2)タケノコを5mm幅のいちょう切りにする。ニンジンは千切りにして、シイタケは5mm幅の薄切りにする。油揚げは、1cm幅の短冊切りにする。
(3)小ネギを小口切りにする。
(4)炊飯釜にAの調味料を入れて混ぜ、水を切った(1)を入れる。
(5)2合の線に合わせて水を入れる。
(6)そこに(2)を入れて、炊飯する。
(7)炊き上がったらよく混ぜ、器に盛り付けて(3)を散らして完成。

(レシピ作成:東都大学管理栄養学部、料理:管理栄養学部生 太田爽香(おおたさやか)、村田瑠奈(むらたるな))

『ふかやの野菜をプラス1皿! 野菜でTUNAGU(つなぐ) 明日の健康!』