くらし 新年度の主な事業(2)

■3 みんなにあたたかく 健康に生活できるまち
◆主な事業とその予算
○市立病院建替え整備の推進…1億2,784万円
→移転建替えを行う市立病院の基本設計に着手するとともに、開院支援業務を委託します(関連下記)。

○スマートウエルネスシティの推進…2,025万円
→スマートウエルネスシティの取り組みを本格化させ、幅広い事業で「歩きたくなる・歩いてしまう」まちづくりを更に推進します(関連下記)。

○介護人材確保の推進…230万円
→介護人材を発掘、確保するため、介護に関する入門的研修の実施から市内事業所とのマッチングまでを一体的に行う事業を実施します。また、市内の介護事業所(在宅サービス)への就職や介護福祉士などの資格取得に対して、最大10万円を補助する制度を新たに創設します。

○がん検診の拡充…1億994万円
→乳がん検診を集団検診から個別検診に移行するほか、新たに前立腺がんの個別検診を開始し、利便性と受診率の向上を図ります。併せて、胃がん検診の内視鏡検査の定員も拡充します。

○がん患者への支援…139万円
→AYA世代の終末期がん患者が在宅療養に必要とする生活支援費用の一部を補助する制度や、がん治療に起因する外見の変化をケアする用品(ウィッグ、乳房補整具など)の購入費を2万円を上限に支援するアピアランスケア用品購入費助成金制度を創設します(関連下記)。

○母子健康手帳アプリの導入…449万円
→アプリの利用によって、母子健康手帳情報を電子化するほか、妊娠届出や妊娠8か月時アンケート、産後ケア事業利用承認申請などの電子申請を可能とすることで、市民の利便性の向上と事務の効率化を図ります。

○不妊治療費(先進医療)助成金…270万円
→保険診療対象外となる先進医療による不妊治療費に対して、1回当たり15万円を上限に、費用の7割の助成を行います。

○帯状疱疹ワクチンの接種…1,596万円
→年度末現在で65歳の人や60~64歳で一定の要件を満たす人などを対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種を開始するとともに、50歳以上の人を対象に、市独自の取り組みとして任意接種費用の一部助成を継続して実施します(詳細本紙お知らせ版5ページ)。

◆がん患者のアピアランスケア支援
脱毛や乳房の切除など、がん治療による外見の変化に悩みを持つ患者がウィッグなどを購入する費用を助成。精神的・経済的な負担を軽減するとともに、療養生活の質の向上を図り、就労継続など社会参加を応援します。

◆スマートウエルネスシティの推進
誰もが健康で幸せになれるまちづくり「スマートウエルネスシティ」を更に推進。昨年度策定したアクションプランを基に、新たに市内に7つのウォーキングコースを設定し、その標示や歩道の改修を行うほか、昨年度実施し、好評だったウォーキングイベントや蕨あるこうキャンペーン(詳細本紙15ページ)の開催、公園への健康遊具の設置などを実施します。

○期待の声 友人にも勧めています
長﨑 佳子(ながさき けいこ)さん 中央4丁目
「歩こう会」で30年近くウォーキングを続けていて、昨年の蕨あるこうキャンペーンではデジタルギフトをもらいました。健康づくりをしながらお得なプレゼントがあるのはうれしいですね。友人にも勧めています。

◆市立病院建替え整備の推進
西公民館と老人福祉センター松原会館を含む一体的な土地へ移転建替えを予定する市立病院。1月には蕨市立病院整備検討審議会から、新病院の基本構想・基本計画案の答申を受けました。今年度は、基本構想・基本計画に基づき、新病院の基本設計に着手していきます。

■4 にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち
◆主な事業とその予算
○蕨駅西口市街地再開発事業の推進…15億4,635万円
→蕨駅西口地区市街地再開発組合が実施する工事費などに対して補助金を交付し、再開発事業の推進を図ります。

○蕨駅西口駅前通りの整備…1,020万円
→中央第一地区まちづくりにおいて、蕨駅西口駅前通りを「にぎわい交流軸」として拡幅整備するため、ワークショップを開催し、基本設計を行うなど、駅前再開発と連動した回遊性のあるまちづくりを推進します。

○第4期蕨ブランドの認定…193万円
→第4期蕨ブランドの認定を行い、フェアの開催やパンフレットの作成などを通じて、蕨の魅力を市内外へ発信していきます。

○西公民館等整備事業…5,170万円
→市立病院の建替えに伴い移転整備する、西公民館と老人福祉センター松原会館の複合施設の令和8年度末の竣工を目指し、建設工事の実施設計を行います。

○市民会館改修事業…6億2,839万円
→市民会館の長寿命化に向けてコンクレレホール内の舞台照明設備や舞台床、客席等をリニューアルします。

◆蕨市プレミアム付きデジタル商品券事業…1億3,107万円(令和6年度からの繰越明許予算)
→市民の暮らしを応援するとともに、市内消費の活性化による事業者支援を図るため、スマートフォン決済(PayPay)で使える、13,000円分のデジタル商品券を10,000円で販売します。販売数は35,000口(一人5口まで。申し込み多数の場合は抽選)。申込期間は6月1日から30日まで。利用期間は7月から12月までです。
※スマートフォンでのPayPayの操作や申し込みに関する説明会を来月から市役所や公民館で実施。詳細は来月の『広報蕨』でお知らせします。

◆期待の声 ライブの魅力もアップ
根岸 正人(ねぎし まさと)さん 南町4丁目市民会館のホワイエライブに出演していて、年に1回はホールにも立ちます。思い入れのある特別な舞台なので改修はうれしいですし、客席が快適になり、気軽に聴きに来てもらえるようになったらいいですね。