- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年11月号
●議案第58号 令和7年度(2025年度)朝霞市一般会計補正予算(第2号)
原案可決(賛成多数)
[説明]
補正額は、26億7,983万2千円の増額で、予算総額は、547億7,984万3千円となりました。
歳入は、繰入金、繰越金、諸収入、市債などを増額し、地方特例交付金、地方交付税、国庫支出金を減額しています。
歳出は、定額減税不足額給付金、朝霞和光資源循環組合負担金、排水設備改修工事、給食賄材料費などを増額します。
また、新たに全国瞬時警報システム新型受信機整備委託料、保育所等整備費補助金や高齢者施設等光熱費等高騰対策支援金、リサイクルプラザにおける空気調和設備改修工事、市民農園整備工事、道路用地購入費や街路用地購入費、朝霞台駅周辺道路空間利活用実証実験委託料、第6分団詰所用地購入費、博物館施設改修工事や溝沼学校給食センター施設改修工事を計上します。
[質疑]
▽教育指導支援事業について
駒牧容子議員:朝霞第三小学校の校外施設使用実現可能性調査の概要を伺うとともに、水泳指導の詳細はどのようなものか、お伺いいたします。
学校教育部長:朝霞第三小学校の4・5年生を対象に、今年度の12月から1月にかけて4回の水泳授業を実施するものです。わくわくどーむまでは徒歩で移動し、担当教員が引率します。水泳指導については、朝霞第三小学校の教員が担い、2時間の枠の中で2グループ交代制で学習を行います。さらに、児童の安全確保のためにわくわくどーむの職員を5人配置し、水上から児童の監視を行います。
▽保育士が解雇・退職したときの住居
黒川滋議員:保育園の借り上げ住宅の補助募集の開始は、少子化が進んだ地域での保育士養成校から人材を集める特効薬とは思いますが、一方で借り上げ住宅に住んだ保育士が、その保育所を退職したときにどのようにするのか決めていますか。ホームレス問題では、職場が住宅を用意する雇用において、離職時に住宅を失うことで起きやすいと指摘されています。離職時直後に住むところがなくならないように、事業者にどのようなことを求めながら、この補助をスタートさせるのですか。
こども・健康部長:保育士宿舎借り上げ支援補助については、住居を提供している事業者に支給するものであり、職員が退職した時点で補助金の支給は終了することとなります。退職した職員の住居についてどのような対応になるのかということは、事業者ごとに異なると思われますが、事業者については、宿舎への居住が開始する前に、退職によってどのような扱いになるのか、十分説明した上で、宿舎の利用を開始するように周知していきます。
万が一、雇用者側の都合で退職となる方については、すぐに次の住居を探さなければならないことが発生しかねないことは、想定できるところです。今回予算が可決をされましたら、事業者に対して説明を行い、既に導入している他市の状況も調査・研究した上で、しっかりと対応していきたいと考えています。
▽十分な周知なしの学校給食費の値上げ
石川啓子議員:学校給食費の値上げ案は、小学校で1,300円、中学校で1,500円となっています。今行っている500円の軽減分を含めると、1,800円と2,000円もの大幅な負担増となります。
2月に実施した保護者アンケートでは1,000円前後の値上げとなっていましたが、実際には2倍の値上げ額です。10月1日に議会で議決して、10月分の給食費を10月末に徴収することになります。周知期間もなく、あまりにも乱暴な進め方ではないでしょうか。
教育長:学校給食費の改定について、保護者に対して、8月5日にtetoruにおいて改定額をまず周知して、その際に、同時に改善される給食の写真等も入れまして対応しました。同時に、1品減の解消についても、tetoruでお知らせをしているところです。また、9月2日に今回の改定額に関する支援額も含めて、保護者の方には情報提供していますが、今回の議会の終了が10月1日ということで、議決を待って、その支援額についてお知らせをすることもできなくはないと思いますが、従前より申し上げているように、保護者の方になるべく早く情報提供したいということで、9月2日にtetoruにおいて、改定額と、市からの支援予定として今回議会に上程するもの、その場合の給食費の変化、実際の徴収額がどうなるかということもお示ししたところです。
●一般会計補正予算(第2号)に対する修正案(黒川議員ほか1名発議)
否決(賛成少数)
令和7年度(2025年度)朝霞市一般会計補正予算(第2号)について修正動議が提出され、原案と併せて審議されました。
原案に対する修正部分は、都市計画総務事務事業の朝霞台駅周辺道路空間利活用実証実験の予算を930万円減額するものです。
●一般会計補正予算(第2号)に対する修正案(田原議員ほか5名発議)
否決(賛成少数)
原案に対する修正部分は、シンボルロードへのトイレトレーラー設置に伴う工事および維持管理についての予算を528万8千円、一部減額するものです。
