- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県北本市
- 広報紙名 : 広報きたもと 令和7年8月号
■平和を『考える』。
硫黄島(いおうとう)(小笠原諸島)への慰霊巡拝に精力的に参加されている、北本市平和を考える実行委員会川畑篤子委員長にお話を伺いました。
■戦後世代だから考える、『今』やるべきこと。
終戦から80年、ベトナム戦争終結から50年という節目である令和7年。過去の大戦を経験された方々が高齢になられている“今”こそ、忘れ去られようとしている真実を受け止めていかなければなりません。戦争を風化させるにはまだ早すぎます。残酷で悲惨な戦争を絶対に起こしてはいけないということを、被爆国である我が国こそ、世界に発信していく使命があるのです。戦後生まれの人間として、自らが見て、聞いて、触れたことを後世に伝えていくために、平和を考える実行委員会を運営しています。
~川畑篤子さん(77)~
北本市在住、鹿児島県大隅(おおすみ)半島出身。叔父が26歳のとき硫黄島で戦死したという過去を知り、亡くなった父への親孝行を兼ねて行動したいと決意。また自分の肌で平和のありがたさを感じたいと考え、厚生労働省の施策を活用し、叔父の遺骨のDNA鑑定を依頼。同時期に戦没者の慰霊巡拝に同行する機会を得て、硫黄島へ初めて上陸。以降、毎年参加しており、今年は4回目の巡拝となる予定。
北本市老人クラブ連合会から北本市平和を考える実行委員会委員として選出され、現在は2期目の会長を務める。
■平和をともに考え、発信する『北本市平和を考える実行委員会』委員募集中
◇北本市平和を考える実行委員会
昭和64年から続く、市を事務局として、公募委員、各種公益団体、企業等から推薦された皆さんにより結成された組織。市の平和啓発事業の企画および運営支援とともに、それぞれの分野で平和都市宣言に基づく平和思想の普及啓発を推進している。
問合せ:市民課市民相談担当
【電話】594-5529