- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鶴ヶ島市
- 広報紙名 : 広報つるがしま 令和7年7月号
熱中症を予防して暑い夏を乗り切ろう!
▽熱中症とは?
高温多湿な環境に長くいることで、体温調整がうまくできなくなり、体内に熱がこもってしまう状態をさします。
めまい、だるさ、けいれんなどの意識の障害を引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。正しい予防方法を知り、熱中症を防ぎましょう。昨年5~9月の市内における熱中症による救急搬送者は50人で、集計開始から最多となりました。
発生時期:7月と8月が全体の9割
対策:
(1)危険度が高い時間は外出を避ける(9時~16時台が全体の7割以上。特に11時~13時台が危険のピーク!)
(2)外出の際は涼しい服装を心がけ、こまめに日陰で休息を!(帽子や日傘を活用しましょう)
搬送者:65歳以上の高齢者が約6割
高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能や、体の調整機能が低下しています。体調が悪いとき、食欲がないときは注意が必要です。毎日、体温測定などの健康チェックを行い、体調に異変を感じたら無理せず休みましょう。
また、1日3食しっかり食べて、十分な睡眠をとり、暑さに負けないからだをつくりましょう!
▽熱中症特別警戒アラートが発令されたときは要注意!
広域的に過去に例のない危険な暑さが予想され、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある場合に、環境省より「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。市では、アラート発表時に、防災行政無線などによりお知らせするとともに、熱中症予防一時避難所(クーリングシェルター)※を開放します。なお、涼しい環境で過ごすことができる場合は、避難の必要はありません。
※市役所、市民センター、女性センター、ウエルシア鶴ヶ島新町店
詳細はこちら(本誌23ページにQRコードを掲載しています)
〇発表時はいつも以上に予防行動を
・外出は控え、室内のエアコンなどにより涼しい環境で過ごしましょう
・こまめな休憩や水分補給、塩分補給をしましょう
・熱中症のリスクが高い方(高齢者や乳幼児など)にも声をかけましょう
・涼しい環境以外では原則運動、イベントの中止や延期を検討しましょう
〇環境省による状況配信について
環境省「熱中症予防情報サイト」では、熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートが発表された際に、いち早く情報を受け取ることができるメール配信サービスを行っています。
メール配信サービスを活用し、熱中症予防の対策を強化しましょう。
環境省HPはこちら(本誌23ページにQRコードを掲載しています)
◇熱中症を予防するために
〇室内では上手にエアコンを使いましょう!
熱中症のおよそ4割が住居内で発生しています。暑い日はためらわずにエアコンや扇風機を使い、昼夜を問わず室温28℃以下、湿度70%以下にしましょう。
〇1日コップ6杯の水で体に潤いを!
人間の体の水分は約5%失うだけで、熱中症の症状が現れます。「のどが渇いたな」と感じたときには、すでに脱水が始まっている証拠です。のどが渇いていなくても、1時間にコップ1杯の水分補給を意識してみましょう。また、大量に汗をかいたときには塩分補給も忘れずに!
「暑い夏も元気に乗り切ろう!」
問合せ:健康長寿課健康増進担当