- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鶴ヶ島市
- 広報紙名 : 広報つるがしま 令和7年7月号
■熱中症、夏バテ予防のための水分補給と夏野菜[健康応援団No244]
今年も暑い夏がやってきました。すでに5月に、熱中症の疑いで病院に運ばれた方もいます。
熱中症、夏バテ予防は準備しすぎるくらいがちょうど良いかもしれません。
まずは水分補給。のどの渇きを感じてからでは遅いです。こまめに水分をとるようにしましょう。食事のほかに1日あたり男性は約1.5L、女性は約1.2Lのお茶や水などを7回から8回に分けてとりましょう。起床時、外出前、入浴後、就寝前などタイミングを決めておくと良いです。炎天下での作業や運動時は、塩分も合わせてとるようにします。水分といっても冷たいビールはカウントできません。利尿作用がはたらくため、排泄されやすくかえって脱水をおこしてしまいます。アルコールは適量を守り、他の飲み物などで水分をしっかりとりましょう。
夏野菜ではトマトやピーマンなどがおすすめです。夏は紫外線や睡眠不足、疲労など多くのストレスにさらされ、ビタミンCの消費量が増えるとされます。ビタミンCはストレスに対抗するホルモンの合成を促す働きもあり、日焼け後の肌ケアにも効果的です。また、きゅうりやゴーヤ、メロン、スイカなどの瓜系の野菜はカリウムや水分をたくさん含んでおり、体への水分吸収が期待できます。
女子栄養大学栄養クリニック 管理栄養士 田村真紀(たむらまき)