健康 健康応援団 No246

■特定健診受診のすすめ
健康診断は受けていますか。
お手元に、去年の健診の受診券は残っていませんか?
健康管理のために大切だと思ってはいても、つい後回しになりがちな健診です。
2008年から、メタボリックシンドロームの予防と改善を目標に「特定健診」が始まり、健診でお腹周りが測られるようになり、メタボという言葉が流行語にもなりました。特定健診は、専門家による、生活習慣を見直すサポート「特定保健指導」を受けることができます(保健指導の対象は、腹囲と健診結果の両方で診断されます)。これが厄介…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、特定保健指導は健診結果をもとに、「あなたの」生活習慣に合わせた提案が聞けるため、マスコミやSNSなどの一般向けの情報より有意義です。
近年は、「栄養管理のギアチェンジ」と言って、同じ人でも、年齢や体格によって健康管理のポイントが変わってくることが分かっています。あなたの場合、今大切なことは何なのか、それが聞けるのが特定保健指導です。
まず、特定健診を受けて、保健指導の対象になったときは、ぜひ、面接を受けてみてください。オンラインでの面接を実施している場合もあります。

女子栄養大学栄養クリニック 管理栄養士 塩澤和子(しおざわかずこ)