くらし ≪特集≫未来へつなぐ 公園の使い方(1)

公園は地域の憩いの場。小さな子どもから高齢者まで、さまざまな人が利用します。だからこそ、みんなで思いやりを持って使いたいですね。利用の仕方やマナーを守るなど、少しの心配りで楽しい時間がもっと広がります。皆さんのご協力をお願いします。

◆公園を気持ちよく使うために
市内には、大小合わせて164カ所の公園、緑地などがあります。
公園は、子どもから高齢者まで、地域のさまざまな世代が安心して集い、自由に過ごせる大切な場所です。
公園のルールに「禁止事項やお願い」が多く感じられるのは、実はすべての利用者が安心して過ごすために配慮された結果です。公園は、幅広い世代の人が散歩、遊びや運動、静かに休むなど、さまざまな目的をもって同じ空間を共有する場所です。そのため、一部の人にとっては楽しいことも、別の人にとっては危険や不快につながることもあります。
トラブルを未然に防ぎ、誰もが気持ちよく過ごせるようにするために「禁止事項やお願い」という形で利用ルールが決められています。ルールは、楽しみを奪うためではなく、共に快適に過ごすための思いやりから生まれています。

◆公園・緑地・緑道を利用する時のお願い
○ルールを守って利用してください
皆さんが楽しく安心して公園・緑地・緑道を利用できるよう、ルールを守って利用してください。

○スケートボードやインラインスケートなどをしないでください
スケートボードやインラインスケートなどは禁止しています。自転車と同様に人とぶつかってしまう恐れがあり、他の利用者への迷惑となります。

○野球やサッカーなどの球技をしないでください
他の利用者がいる中で球技を行うことは非常に危険です。また、周辺の敷地内にボールが入って迷惑をかけたり、道路にボールが飛び出し大事故につながったりする恐れがあります。

○夜間、早朝は騒音を出さないでください
大声を出して騒いだり、大きな音が出るようなことは、近隣の人へ迷惑となります。

○火気は使用しないでください
花火やバーベキューなどの火気の使用は禁止しています。火災が発生する原因となります。

○遊具などの施設にいたずらをしないでください
遊具などを壊したり、落書きをしたりしないでください。壊れた状態で遊具を使用することは大変危険です。見かけた場合は、公園緑地課までご連絡ください。遊具の正しい使い方は、市ホームページをご覧ください。

○自転車の通行はできません
小さな子どもや高齢者も多く利用する公園などでは、自転車で通行すると、人にぶつかってけがをさせてしまう恐れがあります。自転車は乗らずに押して通行してください。

○受動喫煙防止にご協力ください
公園などでは、路上喫煙禁止区域内のココネ広場を除いて、喫煙を禁止していませんが、小さな子どもやタバコの煙が苦手な人もいます。喫煙される際は周囲に配慮し、状況によっては控えるなどの心配りをお願いします。

○ごみやペットのふんなどは持ち帰ってください
公園などにごみ箱は設置していないため、ごみは持ち帰ってください。
市内の一部の公園などでは、ペットを散歩させる際に園内を通行することができますが、その際はペットのふんを放置せず、ふん処理用のごみ袋を持ち歩くなどして、飼い主が責任を持って必ず持ち帰ってください。

◆公園、こんなときは?
3ページに公園などを利用するときの使い方をお知らせしていますが、公園利用者からの「こんなときはどうしたらよいのか?」という質問にお答えします。

▽バーベキューをしたい場合はどこでできますか
火を使えないのは、火災などの事故を防ぐためだけでなく、煙やにおい、騒音が周囲の人や住宅に迷惑をかけることもあるからです。また、使用後のゴミや炭が放置されると、公園の美しさや衛生環境にも影響します。
バーベキューは、市民憩の森(公共施設予約システムから予約)で利用できます。

▽散歩ができる公園や緑道はどこにありますか
市内のお散歩ができる公園などの「おさんぽマップ」には、トイレや水飲み場(水道)の位置、距離や目安の時間などが書いてあります。マップを参考にお散歩してみると新たな発見があるかもしれません。詳しくは、市ホームページをご覧ください。

▽公園の使い方がすぐ分かる掲示板などはありますか
市内の公園は全て同じ使い方が基本です。
3ページをご覧ください

▽スケートボードがしたい場合はどこに行ったらできますか
運動公園の子ども広場の隣にある調整池で、スケートボードやBMXなどができます。
利用方法は公園緑地課へお問い合わせください。

▽ペットと一緒に公園で遊べますか
ペットのふんを持ち帰る、リードは外さないなど、ルールを守ってペットの散歩ができる公園があります。対象の公園は市ホームページをご覧ください。

▽子どもが自転車に乗る練習はどこでできますか
小さなお子さんなどが保護者と一緒に自転車に乗る練習をする場合は、他の人にぶつからないよう注意しながら公園を利用することができます。

▽新しい遊具は設置してもらえますか
公園には、皆さんが楽しく安全が確保できる遊具を設置しています。古くなった遊具を新しく取り替える場合には、安全基準が新しくなっていて同じ遊具を設置できない場合もあります。
新しく遊具を設置する場合、皆さんからの要望については、自治組織や公園愛護会と相談して決めています。

▽野球やサッカーなどのボールを使うにはどこで遊べばよいのですか
公園などで球技はできませんが、就学前などの小さな子どもが、保護者と一緒に柔らかいボールで遊ぶ程度の遊び方は禁止していません。
しかし、柔らかいボールでも強く投げたり、蹴ったりすると危険です。そのような遊び方は「ボール遊び」とは言わず「球技」とみなしています。元気よくボールを使いたい場合は、球技ができる公園(運動公園など)で遊びましょう。10ページをご覧ください。

▽誰もいない夜なら公園でボールを使って練習しても大丈夫ですか
公園に誰もいなくても、夜間や早朝に公園などで大声を出して騒いだり、ボールの弾む音が出たりすると近隣の住民や通行する人に迷惑です。夜間や早朝を避けて専用のスペースやグラウンドで練習しましょう。
例えば、運動公園や第2運動公園はバスケットボールゴールで3×3や壁打ちができる広場です。予約せずに無料で使えます。

▽動物に餌をあげないでください
排泄物や鳴き声が増えたり、残った餌が腐って悪臭や虫などの発生の原因になることがあります。