- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鳩山町
- 広報紙名 : 広報はとやま 令和7年4月号
■町の財政状況
このページでは、町の基⾦(預⾦)と町債(借⾦)の状況をお知らせします。
◆主な基⾦(現⾦)の過去5年の推移(⼀般会計)
※令和5年度までは決算額、令和6年度及び令和7年度は見込み額となります。
◆町債、公債費及び町債残⾼の推移(⼀般会計当初予算)
※臨時財政対策債は、後年度の償還財源が地方交付税の基準財政需要額に全額算入されることとなるため、実質的な地方交付税となっています。
※町債残高は令和5年度までは決算額、令和6年度及び令和7年度は見込み額となります。
町では、将来の財政負担を軽減し安定した財政運営を進めるため、令和2年10⽉に策定した町債残⾼削減計画に基づき、町債残⾼(町の借⾦)の削減に取り組んでいます。これにより、令和7年度予算を反映した町債残⾼は、令和6年度末に⽐べ3億5,283万円減少する⾒込みです。
今後も財政健全化に向けて、着実に取り組みます。
本町の財政状況は、人口減少と少子高齢化の進展に加えて、町財政の基幹財源である町税収入は減少することが見込まれており、厳しい財政状況となっています。
一方で、少子高齢化の進展による社会保障費の増加に加え、物価高や働き方改革の推進による業務委託や公共工事に要する経費の増加をはじめ、防災対策、DXの進展など、社会経済情勢の変化への対応できる安定した財政運営が必要になっています。
◆公共施設等の修繕や借金の返済に町の貯金を活用
令和7年度当初予算では、一般財源の不足分に対応するため、町の貯金にあたる財政調整基金から2億4739万円を繰り入れる結果となりましたが、町の財政規模に応じて必要とされる残高は確保しました。そのほか、公共施設等の修繕や借金の返済のため、それぞれの基金から繰り入れを行います。
令和7年度当初における主な基金残高は10億4808万円を見込んでおり、引き続き将来の公共施設の修繕や更新、自然災害等の非常時に備えて、継続的な積立てを行うことで、持続可能な財政運営に取り組みます。
◆将来の負担を減らして財政健全化を推進
町の借金にあたる町債残高は、令和2年度に策定した町債残高削減計画に基づき、町債残高の削減に取り組んでいます。
令和7年度当初予算では、北部地域活性化事業や防災・減災対策事業などの推進のため、1億2940万円を計上しましたが、前年度に引き続き公債費を大きく下回る計上額となったため、町債残高の削減につながり、財政健全化を推進することができました。今後は、公共施設等の老朽化に伴う長寿命化への対応に、町債発行も見込まれますが、将来の世代に過度な負担が生じないよう努めてまいります。
問合せ:役場政策財政課
【電話】296-1212