くらし 令和7年度 一般会計予算

総額 85億9百万円(前年度比 15.5%増)

本町の財政は、厳しい状況でありますが、町民が希望をもって住み続けられるよう、町が抱える課題に挑み、「文化の香り高く将来に躍動するまち」の実現に向け、稼ぐ視点と若者・女性に選ばれるまちづくりを重点戦略と位置づけ、令和7年度予算を編成してまいりました。予算額は、前年度比11億4千万円増の85億9百万円となり、議会3月定例会において全会一致で可決されました。

■主な事業の内容
◆人口減少にまけない 小さくても輝き続けるまち
▽新規
・「結婚への関心」の向上や「出会いの機会」の創出を図るため、町出身者が町内で開催する同窓会やクラス会等の開催をモデル事業として試行的に支援します。

▽継続
・若者世帯の住宅取得に対して奨励金を交付します。
・若い女性が町民からの紹介で転入した際に、転入者と紹介した町民に対して奨励金を交付します。
・子育て世帯へ居住するための土地を提供した売主に対して奨励金を交付します。
・町内に居住しながら企業等に就職した新規学卒者や若年移住者に対して奨励金を交付します。

◆かがやく未来へ おがの人づくり
▽新規
・町に住み保育園等に通う0~2歳児の保育料と、おがの保育所及びおがのこども園に通う子の給食費を無償にします。
・中学生を対象に子ども議会を開催して、若い世代に町政への関心を持ってもらい、主権者教育の推進を図ります。
・公立小中学校で使用するタブレット端末の更新を行い、教育環境の整備を図ります。

▽継続
・小鹿野文化センターホール照明設備の改修事業を実施します。

◆快適で安心して暮らせる環境の整備
▽新規
・社会全体のDXに向け、情報活用を推進する団体の活動を支援して、個人や事業者のデジタル化を図ります。
・上二丁目地内を管轄する第1支団第7分団の新詰所を建設します。
・避難所に指定されている小鹿野小中学校の体育館へ空調設備を設置して、避難所の環境整備を図ります。

▽継続
・町道91号線や町道500号線など6路線について、舗装及び改良事業を実施します。

◆本町の自然や特性を活かした地域経済の創生
▽新規
・町の持続可能な発展のため必要不可欠となる、稼ぐ視点(ひと・モノ・金・情報)に基づくまちづくりの実現に向けた、情報発信体制の構築と運用を行います。
・小鹿野産米で製造する日本酒の製造量増加を図るため、酒米農家に対して補助金を交付します。

▽継続
・「地域自然資産活用整備計画」に基づき、両神山に休憩所を兼ねた自然環境研究施設を建設します。
・テレワーカーを目指す女性への育成講座やスキルアップ講座を開催して、女性の定住率と所得の向上を図ります。
・森林管理道釜の沢伊豆沢線や長久保線の舗装のほか、小森第1橋の修繕事業を行います。

◆すべての世代に配慮された社会保障の充実
▽新規
・中学校の修学旅行費に対して、生徒一人あたり3万円を補助金として交付して、世帯の負担軽減を図ります。
・中学1年生から高校1年生の希望する男子に対しても、新たに子宮頸がんワクチン予防接種費を助成します。

▽継続
・町内から町外の高校や町外から小鹿野高校に通う学生の通学費に対して補助金を交付します。
・養護老人ホーム秩父荘の空調や浴室等の改修事業を実施します。

◆その他の事業
▽新規
・国の物価高騰対応重点支援交付金を活用して、家庭の省エネ家電製品への買い換えや防犯カメラ設置への支援のほか、営農者に対する経営支援、中小企業等が行う省エネ設備導入への支援を行います。
・合併から20年が経過することを記念した式典を開催します。
・秩父ミューズパークで開催される全国植樹祭後に、アフターイベントを開催します。

■歳入

■歳出

■起債残高

■基金残高

■特別会計・事業会計

■使途の明確化が必要な財源の使い道
・入湯税525万円は、観光費へ充当します。
・消費税率改定に伴う地方消費税交付金の増額分1億3,680万円は、社会保障4経費(年金、医療、介護、子育て)その他の社会保障施策に要する経費に充当します。