くらし 小鹿野警察署生活安全課長の小言

小鹿野警察署生活安全課長の茂木と申します。私が小鹿野警察署に着任して3年が経過しました。
ここ最近、私が感じていることについて3点あります。

◇1点目 犯罪被害にあわないために
皆さん、今、この社会で、どのような犯罪が多いか知っていますか?
オレオレ詐欺を一つの例として感じることがあります。被害者の方は、必ず「詐欺の手口は知っているが、これが詐欺だとは思わなかった。」と口をそろえて言います。
防災無線や広報紙等で被害防止をお知らせしていますが、どことなく他人事のように聞いていませんか?今、この地域で、どのような犯罪被害が多いのか。私は大丈夫とは思っていませんか?
ぜひ、自分が住んでいる地域で発生している犯罪に関心を持ってください。
自然と防犯意識の向上に繋がります。
また、それを家族や知人に「最近、この辺で○○の被害があったみたいですよ。」などと話題にして取り上げてください。

◇2点目 インターネットの怖さ
皆さん、インターネットを使って、情報検索や通信販売などを楽しんでいると思います。
インターネット空間に入り込むことは、ある程度のリスクがあり、危険が伴うことを知っていただきたいと思います。
「知らない番号から不審電話があった。」「某大手通販サイトなど名のある企業名から変なメールが届いた。」という相談を多く受けますが、そのほとんどの方がインターネットを使って通信販売や旅行の予約、アンケートの回答などで個人情報を入力しているのです。
登録した個人情報は、他の業者に流れていると考えていいと思います。
最近では、某金融機関を名乗り、ショートメッセージから偽サイトを経て、口座番号や暗証番号などを入力し、知らない間に不正に送金されている事案が多発しています。
個人情報の入力を求められたり、料金の請求があった場合には、ぜひ、届いたメールやメッセージを信じることなく、公式のホームページや連絡先から確認をするクセをつけてください。

◇3点目 みんなで“あいさつ”をしよう
私は、この小鹿野町に着任して驚いたことは、町民の方がすれ違うごとに“あいさつ”を交わしてくれることです。
非常に素晴らしいことだと思います。
小鹿野町は、県下でもトップクラスの犯罪の発生率が低い町です。
その理由の一つとして、先ほどの“あいさつ”が犯罪抑止に繋がっていると私は思います。
“あいさつ”をすることで、犯人側は“見られた”という心理が働き、犯行を止まらせる傾向にあります。
犯罪抑止に向けた最大の武器である“あいさつ”を、ぜひ、みんなで引き続き行いましょう。

問合せ:小鹿野警察署
【電話】75-0110