- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県神川町
- 広報紙名 : 広報かみかわ 2025年7月号(第235号)
◆妊婦と胎児をたばこの煙から守りましょう
◇妊婦自身の禁煙がとても大切です
妊婦自身が喫煙し、たばこの煙から出る有害物質を吸い込むことで、胎児や胎盤の低酸素状態や胎盤の老化促進が起こります。その結果、低出生体重児や早産のリスクが高まります。
◇妊婦への受動喫煙の影響
妊婦自身がたばこを吸わなくても、周囲のたばこの煙による「受動喫煙」は、胎児の発育などに悪影響が生じることが知られています。
たばこの煙に含まれる有害物質:
・活性酸素誘導物
・ニコチン
・一酸化炭素
↓
・胎児、胎盤の低酸素状態
・胎盤の老化促進、機能低下
↓
母体への影響:
・流産・早産
・つわりの悪化
・高血圧
赤ちゃんへの影響:
・SIDS※
・低出生体重
・胎児発育遅延
※SIDS(乳幼児突然死症候群)
それまで大きな病気もなく、元気に育っていた乳幼児が睡眠中に突然亡くなってしまう病気
◇加熱式たばこも紙たばこ同様に有害
世界保健機関(WHO)は「加熱式たばこには有害物質が含まれており、健康上のリスクがあるためたばこと同様の規制が必要だ」という見解を発表しています。(たばこの世界的流行に関する報告2019より)
◇知っていますか?
夫や同居家族に喫煙者がいると、分煙をしても、たばこを吸った後30~45分間は喫煙者の息から有害物質が吐き出されます。そのため家庭内に喫煙者がいれば、たとえ分煙をしていたとしても胎児がたばこの害にさらされ続けることになります。
問合せ:子育て相談窓口
【電話】0495-74-0205【FAX】0495-77-2117